約 4,110,958 件
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1769.html
俺部屋 シャーリー「なー俺ー」 俺「……」 シャーリー「おーい、聞いてるかー?」 シャーリー「おーい、おれー?」 俺「あっすまない…また考え事をしていた」 シャーリー「坂本少佐と飲みに行った後からなんか様子が変だぞー?ぼーっとしたり上の空だったりどうしちゃったんだよー」 俺「すまない、色々考えなくてはいけない事が山積みでね」 シャーリー「まさか…坂本少佐とどうすればばれずに浮気できるか考えてたのか?」 俺「違うさ…俺自身の問題なんだ。そう、5年間逃げ続けた俺の問題…」 シャーリー「そっかー。あたしに何か手伝える事や相談に乗れることはあるのかー?」 俺「すまないが無理だろう……」 シャーリー「そっか…」 俺「すまない…もう寝よう」 シャーリー「ああ、そうだなー。なー俺…」 俺「どうした?」 シャーリー「やー、なんでもないや。お休みー」 俺「ああ、おやすみシャーリー」 バンッ 坂本「俺っ、いるか!?」 シャーリー「どうしたんだよ少佐ーそんなに慌ててさー」 坂本「シャーリー?まあいい。大変だ、ミーナが倒れた。一緒に医務室まで来てくれ」 俺「ミーナが…!?わかった医務室だな」 坂本「シャーリー大尉も一応一緒に来てくれ。今後についてを話さないといけないかもしれない」 シャーリー「ああ、わかったよ少佐」 医務室 ミーナ「…ここは?」 俺「ミーナ、大丈夫か?俺が誰かわかるか?」 ミーナ「俺さん……それに美緒やみんなどうしたの?」 坂本「ミーナ、覚えてないのか?私と話していた時に倒れたんだ。過労と寝不足らしい」 バルクホルン「しかし、ミーナらしくないな。これを期にミーナも貯まっている休暇を消化したらどうだ?」 ミーナ「ごめんなさい。忙しいときなのにみんなに迷惑をかけて・・・」 坂本「迷惑ではないさ。ミーナには今まで頼りきりだったからな…」 エーリカ「にゃははー、たまにはゆっくりすればいいよ~」 シャーリー「あたし達に任せておいてくれよー」 俺「暫くゆっくり休んで疲れを取るといい。書類関係は私でもどうにかできるしな」 坂本「というわけだ。ミーナ、暫くゆっくり休め」 ミーナ「みんなありがとう。お言葉に甘えさせてもらおうかしら」 坂本「ああ、そうしろ。そうだな、後の事は俺に任せようか」 俺「わかりました」 坂本「積る話だってあるだろう?」 バルクホルン「それではミーナを頼むぞ俺少佐」 エーリカ「じゃーねー」 シャーリー「それじゃーあたしも戻るとするよー」 バタン… 俺「……」 ミーナ「……」 ミーナ「俺さん、シャーリーさんとの交際は順調なのかしら?」 俺「別に私とシャーリーは」 ミーナ「そうでしょう?この間だってシャーリーさんとキスをしていたじゃない」 俺「…。しかしシャーリーとはこれ以上発展はしなさそうさ…」 ミーナ「嘘…だって俺さんはよくシャーリーさんと一緒に寝てるじゃない。朝方部屋から出てくる所を見たことがあるのよ?」 俺「あれは、アリーセが……」 ミーナ「アリーセちゃんだって凄くシャーリーさんに懐いているじゃない。このままシャーリーさんにお母さんになって貰ったら?」 俺「そう簡単に決めれないさ……アリーセが懐いてるって理由だけだったらシャーリーだけじゃなくてミーナでも…」 ミーナ「そんな事は言わないでもいいのよ?俺さんは私の事が嫌いなんでしょう?」 俺「そんな事はないが?ミーナ最近一体どうしてしまったんだ?」 ミーナ「……嘘よ。最近ずっと私の事を無視していたじゃない!」 俺「無視?無視なんてした覚えは一度もないが」 ミーナ「嘘、嘘よ!何度も何度も俺さんの事を呼んだのにそれを無視してシャーリーさんの呼びかけにばっかり……(ブツブツブツブツ」 俺「ミーナ……?そんな事なんて」 ミーナ「嘘は辞めて頂戴!本当は聞こえていたんでしょう?でもシャーリーさんと一緒に居たかったから私を無視していたんでしょう?そうよ、そうにちがいないわ……」 俺「落ち着けミーナ。私はそんな事を考えたりしたことなんて一度だってない」 ミーナ「そんな事を言うのは辞めてちょうだい!いいのよ。シャーリーさんと居ると楽しいんでしょう?アリーセちゃんだって懐いてるし…(ギュッ」 俺「…ミーナ、離れるんだ。何かお互いに勘違いしているようだから話合おう?」 ミーナ「俺さんはまた私を拒絶するの!?あの時もそうだった。今回もまた同じなの?どうして!」 俺「違う。前は…そうだったかもしれない。けど今回は違う。拒絶しようとしてるんじゃない」 ミーナ「……そう。でもそんな嘘つかなくていいのよ?私決めたの……んっ…ちゅ…」 俺「……」 ミーナ「どんな手段を使っても…無理やりでも俺さんを私のものにするって…」 俺「ミーナ…?何を言っているんだ、落ち着くんだ」 ミーナ「さっきは少し取り乱してしまったけど、今私はとても落ち着いてるわよ?」 俺「落ち着いているなら。考えなおそう。まずは話を」 ミーナ「やめないわ。私が俺さんからグレーティアさんの事も、シャーリーさんの事も、アリーセちゃんの事も…忘れさせてあげる。 私の事だけ、私じゃなきゃダメにしてあげる。俺さん、逃げようなんて思っちゃだめよ?逃げたりしたらアリーセちゃんがどうなってもしらないんだから」 俺「何っ!アリーセに手は出すな!」 ミーナ「どんな手段だって使うと言ったでしょう?俺さんの事だからアリーセちゃんの事になると周りが見えなくなるもの利用しない手はないわ?」 俺「ミーナ、本気なのか…?」 ミーナ「ええ、本気よ。わからないかしら?」 俺「……わかった。ミーナの好きなようにするといい。けどアリーセには手は出さないと約束してくれ」 ミーナ「ええ、いいわ。アリーセちゃんには手は出さない。ふふ、そんなにアリーセちゃんの事が心配かしら?…俺さん…ちゅ……」 俺「……」 翌朝:朝食後 坂本「ミーナ、もう大丈夫なのか?」 ミーナ「ええ、おかげさまでだいぶ楽になったわ」 坂本「はっはっはっ、俺少佐に任せて正解だったな」 芳佳「俺さんどうしたんですか?」 俺「ん?俺がどうかしたか?」 芳佳「んー。何か心配事でもあるんですか?」 俺「そんな事は特になにもない。ちょっと考え事をしているからそのせいだろう」 シャーリー「しかし、ミーナ中佐が倒れた時はどうなるかとおもったよなー、俺」 俺「ああ。そうだな……」 ミーナ「・・・・・・俺さん、途中になっていた書類整理の手伝いの続きをお願いしてもいいかしら?」 俺「あ、ああ。わかった」 ミーナ「さぁ、いきましょう?」 シャーリー「俺ー、書類整理頑張ってこいよー」 俺「ああ、がんばってくるよ」 ミーナ「それではシャーリーさん、俺さんは借りていくわね」 ミーナ部屋 ミーナ「…俺さん?誰の許可を得てシャーリーさんと話なんてしたのかしら?」 俺「いや、それは…話を返しておかないと不自然だったろう?」 ミーナ「不自然でもいいのよ?シャーリーさんの事は無視して!まだ分からないのかしら?」 俺「……」 ミーナ「アリーセちゃんの事での脅しと気持ちいい事だけじゃダメなのかしら……俺さん、3回ぽっちじゃダメだったかしら?」 俺「ちがっ…」 ミーナ「ねえ俺さん。また昨日の続きをしてあげるわ。俺さんの弱い所は全部知ってるんだから……シャーリーさんじゃ知らない事を私は全部知ってるんだから……」 俺「ミーナ……」 ミーナ「俺さん、早く他の子達の事は忘れて私だけを見て?」 数日後 ミーナ「~♪」 坂本「ここ数日機嫌がいいみたいだな、いい事でもあったのか?」 ミーナ「ええ。少しいいことがあったのよ」 坂本「そうか。しかしようやくミーナが元のミーナに戻ってよかった、はっはっはっ」 バルクホルン「ああ、これでもう大丈夫そうだな」 俺「……」 シャーリー「俺ー、大丈夫か?中佐が元気になったと思ったら今度は俺かよー」 俺「……」 シャーリー「俺ー元気だせよー?どうしちゃったんだー?ほら、コレで元気だせよー」 バルクホルン「リベリアン!な、な、何をやっているんだ。俺少佐の顔を胸に埋めようとするな!」 シャーリー「うるさいなー。この位いいだろう?俺ー元気でたかー?」 俺「……」 ミーナ「シャーリーさんそんなんじゃダメよ?俺さん、元気を出して頂戴?」 俺「……そうだな」 ミーナ「俺さん明日休みだから一緒に出掛けましょう?気分転換をすればきっと元気になるわよね?」 俺「それもいいかもしれないな」 バルクホルン「それがいいようだな。俺少佐もミーナの代わりに書類作成からなにまでさせてしまったからな…慣れない事をして疲れが溜まっているのだろう」 シャーリー「遅くまで頑張っていたみたいだしなー」 ミーナ「そうね、俺さんには随分迷惑をかけてしまったもの…疲れて当たり前よね」 坂本「俺は今日ももう休みでもいいぞ?今度は俺に倒れられたら困るからな…」 俺「すまない、坂本少佐。なら私は今日も休ませてもらうよ…」 シャーリー「なら俺ー、あたしと……ありゃ?」 俺「……(フラフラ」 シャーリー「相当疲れてるみたいだなー……ゆっくり休ませてやったほうがいいかー」 俺の部屋 俺「これでいい。すまないシャーリー……」 娘「パパーだいじょうぶー?」 俺「アリーセ大丈夫だよ。パパ少し疲れただけだからちょっと休んだらすぐに元気になるよ」 娘「うん!わたしおねえちゃんたちのところへいってくるね!」 俺「あまり迷惑をかけないようにな」 娘「いってきまーす!」 俺「アリーセ…パパが絶対に守ってやるからな」 夜 俺「…そろそろミーナの所へいく時間か」 シャーリー「おーい俺ー。今夜俺の部屋に行ってもいいかー?」 俺「すまない、ちょっと今日はヤボ用がある」 シャーリー「そうかー。最近まともに話すらできなかったからなー。でも用事ならしかたないかーじゃーなー」 俺「…すまない」 ミーナの部屋 ミーナ「俺さん28秒の遅刻よ?…随分待ったんだから」 俺「28秒位いいだろう?」 ミーナ「どうして28秒も遅刻したのかしら?まさか俺さん……他の子と話してて遅れたんじゃないわよね?」 俺「まさか。私の部屋の時計が少し狂っていただけのようだ」 ミーナ「そうよね、俺さんが私以外の子と……」 俺「……」 ミーナ「もういいわ。そんなところに立ってないで早く来て?」 俺「わかってる」 ミーナ「でもこうやって一緒に抱き合って寝ていると5年前の事を思い出すわね…」 俺「…ああそうだな。5年前は毎晩こうしていたか」 ミーナ「ええ、そうよ。でも5年前の俺さんは本当にダメな大人だったわよね」 俺「…そうだな。14の女の子を弄んだ悪い大人だったな」 ミーナ「ふふっ、そうね」 ミーナ「けど、いいのよ?そのおかげで今こうやっていられるんですもの」 俺「……」 ミーナ「それに……あの時のおかげで俺さんの事を全部覚えたんですもの」 俺「……」 ミーナ「俺さん、今日は何回したいのかしら?」 俺「ミーナ、今日はもう寝よう。明日は出かけるんだろう?」 ミーナ「そうだったわね。私とした事が忘れかけていたわ」 俺「おやすみミーナ」 ミーナ「おやすみなさい、俺さん。ちゅ」 俺「……」 翌日 ミーナ「俺さん起きて?ねえったら」 俺「…おはようミーナ。もう朝か」 ミーナ「ええ、もう朝よ?やっぱり俺さんはお寝坊さんね。今日は私と出かける事…覚えてる?」 俺「ああ、忘れたりしないさ」 ミーナ「よかったわ。後、お願いがあるの…できれば俺さんと二人っきりで出かけたいの」 俺「…今度はアリーセも一緒に連れてっていいか?」 ミーナ「ええ、今度一緒に行きましょう?」 俺「わかった。アリーセには悪いが今日はお留守番をしてもらうとするさ」 ミーナ「ごめんなさい。わがまま言ってしまって」 俺「…いいさ。私は準備とアリーセを誰かに預けてくる。玄関で落ち合おう」 ミーナ「わかったわ」 俺「…昨日までのミーナはなんだったんだ?今日のミーナは何処もおかしくない。私が疲れていただけなのか?」 基地内 俺「アリーセ、パパは今日ちょっとミーナと出かけてくるけど…お留守番できるか?」 アリーセ「きょうはつれてってくれないのー?」 俺「今度一緒に連れてってあげるからな?」 アリーセ「んーわかった。パパいってらっしゃ~い」 俺「シャーリー、今日一日アリーセの面倒を見てもらっても大丈夫か?」 シャーリー「任せておけよー。今日はゆっくり気分転換してこいよー?」 俺「助かるよ。アリーセ、シャーリーに迷惑をかけたらだめだぞ?」 アリーセ「うん!」 俺「それでは頼むよ」 外 俺「お待たせミーナ」 ミーナ「それでは行きましょう?」 俺「(待たせても大丈夫だったか。…多分ミーナもこの間は疲れていたんだな)」 街 ミーナ「俺さん、まずはどこから行きましょうか」 俺「それならまた色々頼まれているものがあるからそれを買っておいてしまいたい」 ミーナ「わかったは、なら何でも揃うあのお店ね」 デパート 俺「ええと、あれとこれとそれと…これも必要だっったな。頼まれたものはこの位だな。ミーナ、頼まれたものは全部見つけた。あれ、ミーナ何処へいってしまったんだ?」 ミーナ「……」 俺「お、いたいた。ミーナ探したぞ?」 ミーナ「あ、俺さん勝手に居なくなってごめんなさい。俺さんが頼まれていた物を探している間に私も自分の買い物を終わらせようとしていたの」 俺「一緒に探せばよかったのにな。何を探していたんだ?……包丁?」 ミーナ「ええ、そうよ。私ももうすぐアガリを迎えるでしょう?その時の為に宮藤さん達に料理でも習っておこうと思って。もし料理がうまくできるようになったら真っ先に試食してもらえるかしら?」 俺「ああ、楽しみにしてるよ」 ミーナ「宮藤さんたちだけでなくて俺さんからも習っちゃおうかしら」 俺「手が空いている時でよければ料理の1つや2つ教えるよ」 ミーナ「ありがとう俺さん。ならこれとこれを買えばよさそうね」 俺「(そんな分厚い包丁使いにくいとおもうが…)」 俺「ミーナ、本当にその包丁でいいのか?料理ならもっとこっちに良い包丁が…」 ミーナ「これでいいの。何だかもってしっくりきたのよ。やめた方がいいかしら?」 俺「手にしっくりくるなら…ありか」 ミーナ「私、これを使ってがんばるわね」 俺「ああ、がんばって是非手料理を振る舞ってくれ」 ミーナ「うふふ、楽しみにして居て頂戴。さ、買い物の続きをしましょう?」 俺「そうだな。次に行こうか」 別フロア 俺「指輪…か」 ミーナ「俺さん何を見ているのかしら?」 俺「ちょっと指輪を見ていたのさ。どれも綺麗だろう?」 ミーナ「ええ、とっても綺麗……」 俺「……近々指輪を贈ろうと思う人が居るんだ。同じ女性として聞いておきたいんだが、ミーナならどの指輪を贈られたい?」 ミーナ「……」 俺「やっぱりどれも綺麗だから迷うよな」 ミーナ「そうね…私ならこれかしら?」 俺「なるほど、それを選んだか。やっぱりミーナは見る目があるな」 ミーナ「一体誰に贈るんですか?」 俺「まだ誰とは決まってはいないけれど近い未来、アリーセの母親になってくれる人に贈ろうとおもうんだ。」 ミーナ「……そう。俺さん、次はあそこのお店に行きましょう?」 俺「ああ、次はあっちか。ちょっと荷物を置いてくるから先にいっててくれ」 ミーナ「わかったわ。お店の前で待ってるわね」 俺「ああ。すぐに追いつくよ(あの指輪か…どっちに渡しても大丈夫そうなデザインだな)」 俺「すみません、その指輪を1つ。ええ、お願いします」 一方 ミーナ「コレとコレも必要ね。4個位あればいいわね」 ミーナ「うふふ……」 数分後 俺「ミーナお待たせ」 ミーナ「ごめんなさい。俺さん一人にあんなに一杯荷物を運ばせてしまって」 俺「ああ、あのくらい大丈夫さ。車の中に入れてきたから少し時間がかかってしまってすまなかったね」 ミーナ「全然大丈夫よ?私も急に思い出した買い物をできたから」 俺「そうか。ならよかった」 ミーナ「それじゃあ早くあそこのお店にいきましょう?」 数時間後 ミーナ「俺さんごめんなさい。食事や私の買い物まで出費させてしまって…」 俺「ミーナが気にすることはない。私が勝手に会計を済ませただけだ」 ミーナ「そういうところは昔から変わらないわね」 俺「そうだったか?」 ミーナ「もう落ち着いた大人になってしまったけど、時々妙な所でプライドを持ってるあたりは昔のままね」 俺「昔の事はあまり思い出したくないな…」 ミーナ「あっ、ごめんなさい。そうよね…昔の事は思い出したくない事だったわね…」 俺「私が全て悪いんだけどな。きっかけを作ったのも、それを引きずっているのもね」 ミーナ「俺さん……」 俺「さて、そろそろ基地に戻ろうか。遅くなるとみんなが心配するぞ?」 ミーナ「そうね、俺さんありがとう。今日は楽しかったわ」 俺「俺も、いい気分転換になったよ」 基地 坂本「随分と遅かったな。心配したぞ?」 ミーナ「美緒、ごめんなさい。やっぱり連絡を入れるべきだったかしら」 坂本「ミーナと俺の事だからそこまで心配はしていなかったがな」 ミーナ「でも次からは遅くなるようならちゃんと連絡をいれるわ」 坂本「ああ、そうして貰えると助かるな。それでその俺はどうした?」 ミーナ「俺さんなら頼まれていた買い物をみんなに渡しにいっているわ」 基地内 娘「パパおかえりなさい!おみやげはー?」 俺「ただいまアリーセ。ちゃんとお土産は買ってきたぞー?」 娘「パパありがとう~!」 シャーリー「俺、お帰り~。アリーセよかったなーお土産を買ってきてもらえて」 娘「うん!」 宮藤「最近アリーセちゃんは俺さんよりシャーリーさんに懐いちゃってる感じですね!」 俺「えっ!?」 リーネ「今日だってまるで親子みたいでしたよ?」 俺「えっ!?」 ペリーヌ「そうでしたわね。あれはまるで優しいお母さんと可愛い娘といった感じでしたわ」 娘「シャーリーおねえちゃんだーいすき!」 シャーリー「そうかそうかー。アリーセはあたしが好きかー」 娘「シャーリーおねえちゃんがママになってくれたらいいのにー」 シャーリー「それはあたしじゃどうにもならないなー」 宮藤「けどお二人はお似合いだとおもいます」 シャーリー「ミヤフジー、あまりからかわないでくれよ」 宮藤「からかってなんてないですよー」 「あははははー」 俺「さて、私は少し部屋に戻ろうかな」 娘「パパー。今日はよしかおねえちゃんたちとねてもいい?」 宮藤「俺さん、私達は迷惑じゃないですからアリーセちゃんは今夜私達の部屋で一緒に寝ますね」 俺「宮藤がそういうのなら頼もうか」 娘「やったー!」 俺「それではたのんだよ」 シャーリー「あっ、俺ー待ってくれよー。あたしも行くよー」 俺部屋 俺「(ミーナは居ないな……)」 シャーリー「俺ーどうしたんだー?部屋に入らないのかー?」 俺「いや、なんでもない。今行く」 俺部屋・ベッドの中 シャーリー「なー俺ー。最近どうしちゃってたんだー?」 俺「どうしちゃったっていうのはどういうことだ?」 シャーリー「ほら、何かに怯えてたような…疲れてていたような…どうも様子が変だったから心配したんだぞー?」 俺「もう大丈夫だよ。今日で疲れは取れたからね(ミーナの様子も普通だった。もう大丈夫だろう)」 シャーリー「そうかー…(モゾモゾ」 俺「どうした?」 シャーリー「俺と一緒に寝るのは久々だからなー。俺分を補給したいんだよ~」 俺「そういえばそうだったな。けどくっ付きすぎじゃないか?」 シャーリー「何だ?今日は珍しく緊張してるのか?好きなだけ触ってもいいんだぞ?」 俺「いや?遠慮しておくよ」 シャーリー「そう簡単に否定されると何か悔しいなー」 俺「手を出すわけにはいかないからな」 シャーリー「触る位ならいいんだぞ?ほら」 俺「私はもうおっぱいおっぱい言ってられる年ではないしな」 シャーリー「そっかー……なあ俺、まさか俺って」 俺「?」 シャーリー「女に興味がないとか、小さな子にしか発情しないとかじゃないよな……?」 俺「そんなわけない」 シャーリー「本当かー?こんないい女が抱き着いてるのに勃つどころか触ろうともしないし、昔はまだ14のミーナ中佐に手をだしたんだろー?」 俺「……言っておくが。私は男が好きな訳でもないし、小さい子しか愛せない人種じゃない。時には狼にだってなるさ」 シャーリー「へー……」 俺「信じてないな?」 シャーリー「信じろっていってもなー」 俺「独身生活が長くて女っ気もなかったからな…でも今でもシャーリーにむしゃぶりつきたいとか思っていたりするんだぞ?…コントロールできるけどな」 シャーリー「むしゃぶりついてもいいんだぞー?」 俺「そういう事は結婚した相手としかしないと決めたんだ」 シャーリー「そっかー、ならしかたないなー」 俺「昔はやんちゃだったが、今では自称紳士だからね」 シャーリー「あははは、なんだよ自称って」 俺「…もう疲れたよ。寝るよ」 シャーリー「ああ、そうだなー」 俺「なあ、シャーリー。もし私が今ここで別れようなんて言ったらシャーリーはどうする?」 シャーリー「そうだなー。あたしは別に俺がそう決めたなら構わないよ。元々あたしが押し掛けたんだしなー」 俺「そうか……」 シャーリー「やっぱり…迷惑だったかー?」 俺「いや、そういう訳じゃないんだ。今のは忘れてくれ」 シャーリー「わかったよー。お休み俺―」 俺「ああ、お休みシャーリー」 俺「(……私はどうすればいいんだグレーティア)」 翌日・夜 俺「あれ以来ミーナは特におかしい所もなく、私がシャーリーと話していても特に何も言わなかった。これはもう完全に大丈夫だろう、今度ゆっくりミーナと話をするべきか」 ミーナ「俺さんいるかしら?」 俺「ミーナか。丁度いい、少し話をしないか?」 ミーナ「お話?良いわよ?」 俺「…ミーナもう大丈夫なのか?」 ミーナ「何の事かしら?倒れた時の過労ならもうとっくに大丈夫よ?」 俺「いや、その後の事だよ」 ミーナ「何の事かしら?」 俺「俺にした事を覚えてないのか?」 ミーナ「私って俺さんに何かしたかしら…?」 俺「(覚えていない?)」 俺「いや、何もなかったならいいんだ。きっと私が見た夢だろう」 ミーナ「私が俺さんの夢に出てくるなんて少しうれしいわ」 俺「そうなのか?」 ミーナ「ええ。だって夢でも私の事を考えてくれていたんでしょう?」 俺「そうかもしれないな…」 ミーナ「ええ……!?」 俺「どうしたんだミーナ?」 ミーナ「……(ブツブツブツブツ」 俺「ミー…ナ?」 ミーナ「…俺さん、これは何かしら」 俺「!?」 ミーナ「俺さんの髪の毛の長さじゃないわよね?しかも色だって違う」 ミーナ「この色…シャーリーさんね?なんで俺さんの枕の上に落ちているのかしら」 俺「それは、きっと昨日アリーセを預けた時に…」 ミーナ「そう……」 ミーナ「お…さん…う……き」 俺「ミーナどうしたんだ?」 ミーナ「俺さんの嘘つき!!今朝からもう俺さんからあの女の匂いがプンプンしていたわ!どうして嘘をつくの!昨日一緒に寝ていたんでしょう?」 俺「!?」 ミーナ「どうしたのかしら?言い返してもいいのよ?ほら、言い返してみなさいよ!」 俺「……今まで黙っていて済まなかった。私とシャーリーは今付き合っているんだ」 ミーナ「……そう。けど俺さんは何も悪くないわ?どうせ向こうから押し掛けてきたんでしょう?全部あの女が悪いわ。あの泥棒兎が消えたら私と俺さんの邪魔をするものなんて何もなくなるわ?」 俺「!?」 ミーナ「俺さん、ちょっとまってて。すぐに終わらせてくるから」 俺「終わらせるって何をだ…?」 ミーナ「何って、ちょっと邪魔なものを消してくるのよ」 俺「ミーナ、本気で言ってるのか?私を驚かそうとしているだけだよな?」 ミーナ「冗談なんて言うわけないじゃない。俺さんもあの女に誑かされてそんな事いってるのよね?でも大丈夫よ。私があの女から俺さんを助けてあげるから」 俺「待てっ、ミーナ!」 タンッ! ミーナ「俺さんはそこで待ってて?アリーセちゃんがどうなっても私は知らないわよ?それに次はもしかしたら俺さんに弾が当たっちゃうかもしれないわ」 俺「ウィッチ相手に銃なんて通用すると思っているのか?ミーナ、私は全力でミーナを止めないといけないらしい」 ミーナ「どうして私の邪魔をするの?俺さんを助けてあげるだけなのに。仕方ないわね」 タンッ!タンッ! 俺「!?」 ミーナ「シールド…やっぱりウィッチは厄介ね」 タンッ!タンッ!タンッ!カチッ 俺「ミーナ、もうやめろ!」 ミーナ「あら、弾切れ……手詰まりね」 俺「ミーナ。今なら他の誰かに今の事を言う気はない。だから一度落ち着いて話し合おう」 ミーナ「武器もなくなっちゃったし素手で俺さんに勝てる気はしないわ…いいわ話し合いましょう?」 俺「よかった…ならこっちで」 ザクッ ミーナ「うふふふふ♪ごめんなさい俺さん」 俺「ミーナ……?」 ザクッ 俺「ぐぅっ……」 バタッ ミーナ「ごめんなさい俺さん、そんなに血を流して痛い?痛いわよね…」 ザクッ ミーナ「でも、俺さんが悪いのよ?私を止めようなんてするから。」 ザクッ ミーナ「俺さんの事なら何でも知ってる私を差し置いて、あんな女と話した挙句、一緒に寝たりして、あの女色に染まって……」 ザクッ ミーナ「ああ、でもあんな女にまで優しくする俺さんも大好きよ…けど誰にも渡したくない、あの女にも、あの女にも、あの女にも!」 ザクッ ミーナ「私だけの俺さん、私だけ見ていて?すぐに私達の邪魔をするものを消すから」 ミーナ「本当にごめんなさい…本当は俺さんを傷つけたくなんてなかったの。痛いわよね?辛いわよね?」 ザクッ ミーナ「俺さん、少しだけ辛抱していて?すぐに終わらせて宮藤さんを呼んでくるから……邪魔者が居なくなったらゆっくり愛しあいましょ?」 俺「……ミー…ナ……」 ミーナ「俺さん、死んじゃ嫌よ?少しだけ頑張って頂戴。私も頑張るから……俺さん愛しているわ……ちゅっ」 俺「…………7発。ヤバイのは2発か……這うぐらいならいけるか……ぐぅ……」 ズルズル…… 俺「…へ…やの………外……・…・…でなきゃ……」 俺「ミーナを……と……め………ないと………血…です………ぎか…………」 坂本「今さっき銃声がしたが……俺!?大丈夫か!?何があった!」 俺「……ナを……め…い…と……」 坂本「宮藤!宮藤!!!!」 宮藤「どうしたんですか坂本さーん」 坂本「緊急事態だ!早くこっちへ来い!」 宮藤「はっ、はいっ!!って俺少佐!?!?どどどどどうしてこんなに血まみれ……血の池じゃないですか!?」 坂本「そんな事はどうでもいい!宮藤、早く治療を!」 宮藤「え、あ、はい!!!」 俺「そ・・・こと・・・そこ・・・を・・・さい・・しょに・・・」 宮藤「わかりました!絶対に治して見せますから俺少佐、気を確かに!」 俺「さか・・・も・・・としょう・・・さ。ミー………ナ…を……止め……」 坂本「ミーナがどうしたというんだ?……まさかこれはミーナがしたというのか!?何故俺を!」 俺「あと・・・でせつめ・・・いし・・・ます・・・・・・いま・・・は…ミーナを……止め…てくだ・・・さ・・・い」 坂本「……わかった。まずはミーナを探して何かしようとしているのを止めればいいのだな」 俺「(コクッ」 坂本「しかし……ミーナがどうしてこんなことを……俺、ミーナの行き先に心辺りはないか?」 俺「……リー。シャー…リー」 坂本「シャーリー?シャーリーの所か。宮藤、お前はそのまま俺の治療をしてくれ」 リーネ「坂本少佐、急によしかちゃんを呼んでどうしたんですか?」 ペリーヌ「俺少佐もいるようですけど?」 リーネ・ペリーヌ「!?」 坂本「見るな!リーネは急いでバルクホルンとハルトマンをここへ呼んできてくれ!ペリーヌはシャーリーの所へいってミーナが来たら逃げるように言うんだ!緊急事態だ、急げ!」 リーネ・ペリーヌ「了解!」 数十秒後 バルクホルン「坂本少佐、緊急事態とはどうした!」 エーリカ「一体どうしたのー?」 坂本「俺がミーナにめった刺しにされた……」 バルクホルン・エーリカ「!?」 坂本「理由は不明だが、次はシャーリーを狙っているらしい。何としても止めなくてはならない」 バルクホルン「ミーナがそんなことを?しかも俺相手にか?」 エーリカ「最近ちょっとミーナおかしなところがあったから…本当なのかも」 坂本「今は一刻を争う。シャーリーを見つけ次第、ミーナから逃げるように伝えてくれ」 バルクホルン「了解だ。行くぞハルトマン!」 エーリカ「一大事だ一大事だー」 坂本「宮藤、私もミーナを探しに行く。このまま俺の治療を続けて、治療が終わったらお前も探すのを手伝ってくれ」 宮藤「わかりました坂本さん!坂本さんもお気をつけて!」 俺「…宮藤……軍曹、残りの部分は…傷を軽く塞ぐ程度でいい……」 宮藤「けど!」 俺「大丈夫だ…さっきの2か所・・・以外は致命傷ではない……宮藤軍曹も……ミーナをさがし…てくれ」 宮藤「わかりました。俺さんはここでじっとしていてください。ミーナさんを見つけて止めた後また治療します」 俺「ああ…頼む」 俺「…これでコレ以上血は流れないか。私行かないと……私が止めてやらないと……」 ハンガー シャーリー「ハァ?何言ってるんだ?ミーナ中佐がそんな事をするわけないだろー」 ペリーヌ「嘘ではありませんわ!坂本少佐がシャーリー大尉に伝えるようにとおっしゃったんですもの」 ルッキーニ「うじゅー、ペリーヌがおかしくなったー」 ペリーヌ「あの惨状を見ていないからそんな事をいえるんですわ!」 シャーリー「坂本少佐がねー……ならそうなのかなー」 ペリーヌ「そんなのんきな事を言ってる場合ではありませんわ!狂ったミーナ中佐が来るかもしれないんです、早くできるだけ多くの人数と合流して……」 シャーリー「ミーナ中佐がねー…でも私達はウィッチだぞー?シールドもはれるしミーナ中佐の魔法だってあたしたちを傷つけられるようなものじゃないだろー」 ルッキーニ「そうだよ、シャーリーは強いからミーナ中佐が襲ってきてもかえりうちだもん」 シャーリー「あははは。大丈夫さー。けど中佐があたしをねー……まずい。これはまずいぞ!?」 ペリーヌ「どうしましたの?」 シャーリー「ペリーヌ、急いで坂本少佐の所へ走ってくれ。あたし以外にももう1人ターゲットになる可能性がある!」 ペリーヌ「はっ、はいっ」 シャーリー「あたしよりもアリーセが危ない!」 turn back
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32553.html
登録日:2015/07/19 (日) 19 02 10 更新日:2024/06/26 Wed 22 50 25 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 5年もすれば客がいない うっかり くびれ のんびり イイ女 カフェモナ・リザ グータラ→でも店ではやり手 コルセット シャーリー ブロンド ベネット・クランリー 大人の女 女店主 謎の多い過去 森薫のマンガ「シャーリー」に登場するメインキャラクターの1人。 主人公であるメイド、シャーリー・メディスンの雇主である。 上流階級の生まれで年齢は28の独り身、好物は鳩のパテとティプシーケーキ。 両親は既に他界しているらしく、現在はカフェ「モナ・リザ」を一人で切り盛りしている。 やってくるお客は常連の老人ばかりで5年もすれば客がいなくなるんじゃないかなどと考えていたりもする。 お嬢様育ちということもあって大らかで楽観的、人付き合いの良い性格だがズボラでうっかりな面も。 独り暮らしということもあって屋敷の掃除、選択、その他諸々の家事が行き届いておらず、 その現状を何とかする為にメイド募集の広告を出し、それを見てやってきたのがシャーリーである。 (因みにシャーリーが来たのもベネットが広告に年齢制限を書き忘れたからだったり) 自分が雇わなかったら行く充てが無さそうだの、好物のティプシーケーキを作れることに釣られるだのといった理由を踏まえてシャーリーを採用。 初日から家事全般をそつなくこなしてみせたシャーリーに涙を零してまで感動していたりもした。 以降はシャーリーとの2人暮らしでお互いに強い信頼関係で結ばれるようになる。 長くて綺麗なブロンドの髪にコルセットの似合うくびれたウエストなど、外見もバッチリ。 尤も、ベネットとしては自分のブロンドの髪を羨むシャーリーに対してブルネットの方がいいなどと言ったりしているが。 前述した性格も合わせてシャーリーが失敗をしても、あまり声を大にして叱ったりはしないが、 流石に客人相手にカッとなってしまった時には強い言葉で咎めている。 家の中ではシャーリー相手にグータラな一面を見せることも多いが モナ・リザにいる時はそういった部分は鳴りを潜め、シャーリーが見惚れる程の手際の良さを発揮。 大量の客相手に手早く料理を差し出し優雅に紅茶を振る舞うデキる女に変貌する。 彼女の出す紅茶はメイドとしての技能を十分に備えたシャーリーが、自分の淹れる紅茶よりもずっと美味しいと思うくらいに。 そんなこんなでシャーリーとのほのぼのとした日常を謳歌している彼女であるが、 実は5年前まで付き合っていた婚約者がいたこともあった。 その婚約者とは仕事が忙しいことを理由に疎遠になってしまい、今ではスッパリ気持ちを割り切っているものの、 逆に婚約者の方は「言わないで後悔はもうしたくない」と漏らすほどにベネットに未練を抱いている。 婚約者が明かしたところによれば、 シドナムに行った時に気球に乗ろうとして最初は嫌がっていたが、いざ乗ると1人で大はしゃぎした挙げ句、手持ちの日傘を落として危うく人死にを出す所だった。 植物園で周りの風景に目を奪われて上ばかり見ていたら、躓いて近くの池にカバンを落としてしまい慌てて飛び込もうとしていた。 ブライトンで揚げたてのフィッシュ&チップスを買い食いしようとはしゃいでいたら、買った矢先に地面に落としてしまった。 などなど、その楽観的で大らかな性格は昔からのものであるという様々な逸話があるようだ。 ただ、前述したようにベネットの方は完全に気持ちが冷めてしまっているので、 元婚約者に会う度に冷ややかな態度を見せている。 そしてその元婚約者と会った時だけ、シャーリーが困惑してしまうくらいに普段とは真反対の大人の女の顔を覗かせることも。 人の良い大らかな主人、器量良しな店主、時折覗かせる大人の女性としての一面など、 多くの魅力を併せ持ったキャラクターと言える。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] マニアックな項目すぎて一瞬誰のことか気付かんかった…俺「シャーリー」大好きなのに…。っていうかシャーリーの項目ないじゃん!! -- 名も無き熊 (2015-07-19 20 04 16) 以下、コマンドーネタ禁止 -- 名無しさん (2015-07-19 20 05 30) てっきり「野郎ォブッ殺してやるゥ!」の方かと・・・ -- 名無しさん (2015-07-20 09 17 29) ↑そっちのベネットの方はフルネームは明かされてないのよねw -- 名無しさん (2015-07-20 10 31 24) お嬢様でカフェの店主で大らかで少女メイドと仲のいい28歳独身とか殺傷力高すぎる...流石は森先生 -- 名無しさん (2015-07-24 22 48 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1009.html
― 食堂 ― みんな「「「「いただきます!!」」」」 モグモグ モグモグ 俺「あっ、そういえば明後日は友の誕生日じゃないか?」 バルクホルン「なに!?」 エーリカ「本当!?」 友「明後日だっけ?明後日はおれの妹の誕生日だと思ったが……」 バルクホルン「妹!?!?」 宮藤「友さんに妹がいたんですか!?」 友「そうだよ~ 一つ下の妹がいる。高校を卒業したら、いきなり結婚するし」 リーネ「結婚ですか!?」 ペリーヌ「結婚するには若すぎますわ!」 友「確かにね。おれも最初は驚いたけど、おれの反対の声も聞かずにさっさと結婚しちゃったわ」 シャーリー「友の妹さん、なんかすごいな…」 ルッキーニ「芳佳~ おかわり!!」 宮藤「あっ、わかりました!」 エイラ(わ、私も…サーニャと……結婚!?!?!?///////////) サーニャ「どうしたの、エイラ? 顔真っ赤だけど大丈夫?」 エイラ「な、なんでもないんダナ!!////////」 ミーナ「それにしても、本当に早い結婚ね。友さんと俺さんの世界では何歳から結婚できるの?」 友「何歳からだっけ?俺知ってる? もぐもぐ」 俺「女は16歳から、男は18歳から。ただし、親の同意が必要だけど」 坂本「扶桑とは少し異なるな」 バルクホルン「と、ところで…明後日は本当に友の誕生日なのか?」 友「おれの誕生日と妹の誕生日は一緒だから、そういうことになるな」 ヘルマ「俺さんにも兄弟、姉妹などはいるんですか?」 俺「俺は居ないな」 ヘルマ「俺さんの誕生日はいつなんでしょうか?」 俺「俺は10月10日だよ」 ヘルマ「10月10日ですか!?わ、わたしと同じ誕生日…//////」 俺「そ、そうなんだ…//////////」 2人はお互い同じ誕生日であることに少し運命を感じる シャーリー「おいおい、2人とも顔が赤いぞ~」ニヤニヤ ルッキーニ「赤い~」 俺「べ、別に赤くなってない…////////」 ヘルマ「………////////」 エーリカ「友の誕生日は明後日かぁ……ふぅん……ごちそうさま!!」 ハルトマンは何かを考えるような仕草をして、部屋の方へと走り去っていった エイラ「それにしても、1歳下の妹と同じ誕生日ってすごいナ」 サーニャ「うん、なかなか無いことだと思うわ」 宮藤「明後日は友さんのための誕生日パーティーですね!」 坂本「そうだな!しっかりと準備しなければな!」 こうして夕食の時間は過ぎていった ― ハルトマン&バルクホルン部屋 ― エーリカ「友に何をプレゼントすればいいだろ……」 エーリカ「う~ん……さーにゃんたちに聞いてみようかな?」 エーリカ「ねぇねぇ、さーにゃんとエイラはどんな物プレゼントされたら喜ぶ?」 エイラ「わたしは、サーニャからの物だったら何でも嬉しいんダナ//////////」 サーニャ「私もエイラからのものだったら、なんでもいい…////////////」 エイラ「サ、サーニャ!!!!!////////////」 エーリカ「それじゃ、参考にならないよ……」 サーニャ「ごめんなさい…でも、プレゼントを貰って嬉しくない人なんて居ないと思うわ」 エイラ「私もそう思うナ」 エーリカ「そっか~ ありがとね!二人とも!!」 バルクホルン「うむむ…… 友に何をあげたら……」 シャーリー「おっ、何してるんだ?」 バルクホルン「な、なんだ…リベリアンか…」 シャーリー「おいおい、なんだってなんなんだよ… それにリベリアンじゃなくてシャーリーと呼んでくれないか?」 バルクホルン「うぅ……」 シャーリー「まぁそれはおいといて、何を悩んでたんだ?」 バルクホルン「じ、実は………やっぱり何でもない!!///////」 シャーリー「いいじゃんかよ、別に話してくれたって」 バルクホルン「だ、誰にも言うなよ!!////////」 シャーリー「言わない、言わない」 バルクホルン「実はな…と、友へのプレゼントは何がいいか悩んで…たんだ…///////」 シャーリー「バ、バルクホルンがプレゼント!?…ぷっ!」 思わず笑いそうになるシャーリー バルクホルン「な、何がおかしいんだ!!/////////」 シャーリー「悪い、悪い!でもさ、バルクホルンがプレゼントなんて珍しいんじゃないの?友と何かあったのか?」 バルクホルン「そ、それは………///////」 シャーリー「?」 バルクホルン「それは…だな…///////」 今のバルクホルンは軍人としての顔ではなく、ひとりの乙女の顔である シャーリー「はは~ん、バルクホルンは友のことが好きになっちゃったのか~」ニヤニヤ バルクホルン「なっ!!そんなことは無い!!//////////」 シャーリー「その反応、ますます怪しいぞ~」ニヤニヤ バルクホルン「そんなこと……/////」 シャーリー「まぁ、バルクホルンが誰を好きになろうと私は関係ないけど…」 「もし、バルクホルンに好きな人ができたっていうなら、私はその恋を応援するよ」 バルクホルン「………////////」 シャーリー「それと、何かをプレゼントするなら、気持ちのこもった物がいいと思う」 「気持ちのこもった物ならば、だれでも喜ぶと思うよ」 バルクホルン「………////////」 「……あ…ありが……とう……シャーリー…///////」 シャーリー「ん?何て言ったんだ?」ニヤニヤ バルクホルン「何でもない!!/////////////」 顔を真っ赤にしながら、去っていくバルクホルン シャーリー「がんばれよ…バルクホルン」 ― 翌日 ― エーリカ「ミーナ、今日休暇が欲しいんだけど!!」 ミーナ「え?」 バルクホルン「私も、休暇を貰いたい」 ミーナ「二人してどうしたの?」 エーリカ「ちょっと買い物があってね」 バルクホルン「同じく」 ミーナ「まぁ、二人とも最近は休暇が無かったから、いいわよ」 エーリカ「やった!」 バルクホルン「よし、そうと決ればいますぐ行くぞ!ハルトマン、運転を頼む」 エーリカ「えぇー!?やだよー」 バルクホルン「はぁ……後でお菓子を…」 エーリカ「約束だよ!!」 朝方、2人は街へ出掛けた みんなは朝食を終え、午後の訓練までの自由時間を過ごしている エイラ「お~い、友!これ食べてみないカ?」 友「なんだこれは?」 エイラ「これは"サルミアッキ"だヨ」 サーニャ「友さん…食べないほうが…」 友「まぁ、せっかくだし食べてみるわ」ヒョイ パクッ 友「…………」 サーニャ「…………」 エイラ「どうダ、うまいダロ?」ニコッ 友(そ、そんな笑顔で言われたら…マズイなんて言えねぇ…) 友「…す、すごく……うまい……うぷっ……うまいぞ…」 エイラ「ふふん、私もそう思うナ」 サーニャ「と、友さん…顔が紫色になってるけど……大丈夫?」アセアセ 友「…なんてこと……ない…」 エイラ「うまいなら、もっとやるヨ」 さらに、エイラは友の口にサルミアッキを4,5個放り込む 友「~!!!」 エイラ「サーニャもどうダ?」 サーニャ「わ、私は……遠慮しておくわ…」 友「……もう………ムリダナ…」バタッ サーニャ「と、友さん!?」 エイラ「な、なに!?と、友が倒れタ!!い、医務室に運ぶゾ!!」 ルッキーニ「ねぇねぇ、また友が医務室に運ばれたんだって!」 シャーリー「また?友も大変だな…」 俺「あいつは運の悪さが人一倍だからな」 ヘルマ「可哀そうです…」 俺「後で医務室に行ってやるか」 ― 午後 ― 俺「今日が比較実験の最後か…」 俺は整備された愛機を眺める ヘルマ「俺さん、準備大丈夫でありますか?」 俺「よし、最後の項目を終わらせるか!」 耐Gスーツを着用するのも、これが最後かもしれない 着用し終えると、コックピットに乗り込む 計器を確認し、エンジンスタート 俺『エルボー1、離陸する』 ヘルマ『了解です』 F-15は轟音をあげながら、大空へ飛んでいった ― 着陸後の格納庫にて ― 俺「ふぅ……終わったな…」 ヘルマ「お疲れ様です、俺さん」 俺「ヘルマ…こんどからはどうなるんだ?」 ヘルマ「明日には次の指令が届くと思います…」 俺「そうか… 離れ離れにならないといいな…」 ヘルマ「はい… 私も俺さんと離れたくないです…」 俺「…ヘルマ……」 ヘルマ「俺…さん…」 チュッ たまたま格納庫入り口にいたペリーヌ、リーネ、宮藤の3人 宮藤《な、なにか凄いもの見ちゃったー!!》 リーネ《ヘルマさんと俺さんが…///////》 ペリーヌ《あ、あああああの二人はなにをして…//////》 宮藤《ど、どどどうすれば…//////》 坂本「ん、お前たちは何をしてるんだ?」 宮藤・リーネ・ペリーヌ「」 坂本「すぐに訓練がはじまるから、はやくストライカーを履け!」 坂本はそう言うと、ずかずかと格納庫へ入っていく 宮藤「さ、坂本さん!!」 リーネ「い、今は…!!」 ペリーヌ「少佐!!」 坂本「お前たちはなにを騒いで……ん?」 坂本少佐は俺とヘルマがキスを交わしているのを目撃した そして、視線に気づいた俺とヘルマ 俺「」 ヘルマ「」 坂本「何をしている…俺…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ 俺「いや…その…」 坂本「俺は男としてのけじめを示さなければならないな…」ゴゴゴゴゴゴ 俺「お、男としてのけじめ!?」 坂本「そうだ…けじめだ……俺、今すぐ基地周りを50周だぁぁぁっ!!」 俺「なんで!?それに50周!?死にますって!!」 坂本「問答無用!今すぐ走れ!!!」 坂本は刀を抜き、俺のほうに突きつけてくる 俺「ヘ、ヘルマ~!!助けてくれっ!!」 ヘルマ「わ、私は用事があるので…」 俺「そ、そんなこと言わずに…うわっ!今、刀が顔をかすりましたよ!!!」 坂本「いいから早く走れぇぇぇぇぇっ!」 俺「い、今だからわかる!友の気持ちが!!うわぁぁぁぁぁぁっ!!!!」 俺は坂本から逃げるように走っていった 宮藤「俺さん、大変だね…」 リーネ「うん…」 ペリーヌ「と、当然ですわ!!」 ― 夕方 ― エーリカ「トゥルーデ~着いたよ~ってあれ?寝てるし…」 ハルトマンの運転していた車内で気持ちよさそうに寝ているバルクホルン バルクホルン「zzz……」 エーリカ「もぉ…しょうがないな~ 起きてよ、トゥルーデ」ユサユサ ハルトマンは軽くバルクホルンの体を揺する バルクホルン「んん……着いたのか?」 エーリカ「着いたのかじゃないよ…早く部屋にいこうよ~」 バルクホルン「わかった、わかったからそんなに揺らすな!!」 2人は街で買った物を持ち、宿舎へ戻った みな夕食を済ませ、自由時間を各自過ごしている ~ 風呂 ~ 俺「おい、距離が近いんですけど…」 友「まぁ、気にするな!!」 俺「もう、体調は大丈夫なのか?」 友「まぁ…でも、いまだにあの味が……思い出しただけで倒れそうだぜ……」 俺「そんなにヤバい味だったのか?」 友「とにかく す ご い 」 俺「あ、そうですか…」 しばらく沈黙が流れる 友「なぁ…おれたちは元の世界に戻れるのかな…」 俺「…戻りたいのか?」 友「いや、妹も幸せにしてるだろうし、特に戻りたい理由もないけどな」 俺「そうか……」 友「お前は?」 俺「俺は…戻らなくても…いいかな」 友「戻ったら、ヘルマ曹長と離れ離れだもんなぁ~」ニヤニヤ 俺「お、お前!!//////////////」 友「この前だって、ヘルマ曹長がちょっと居ないだけで"ヘルマを知らないか!?!?"とか言って大騒ぎしてたし」 俺「ぐぬぬぬぬぬ……////////」 友「"おれはヘルマが居ないと生きていけないんだぁっ!"とかも言ってた…げふっ!!…ば、ばか!…ごぼぼぼぼぼ…お…おれをお湯に…げぼぼぼ…沈めるな!!」 俺「うるせぇ!!//////」 友「ぶぶぶぶぶ…し、死ぬ!!……げぼぼぼぼぼ」 俺「しばらく、くたばってろ!!!///////」 友「ぶべべべべべべ…す…すみませ……あん!」 俺「!?」 友「もう…ヘルマ曹長だけじゃなくて、おれにも手を出すなんて…/////」 俺「………」 友「俺ぇ…/////」 ドスッ! バキッ! グシャッ! ドガガガガガガガガ! アベベベベベベベベベ! 友「」チーン 俺「はぁはぁ……マジでこいつはどうかしてるぜ…」 友「」プカー 俺「さてと、出るか… 友はそのままにしとくか…」 俺「ふぅ…いい湯だったな」 シャーリー「おっ、俺はもう風呂入ったのか?」 俺「おう」 ルッキーニ「ねぇねぇ、俺!これ食べてみてよ!」 俺「ん?これは?」 ルッキーニ「これはねー エイラから貰ったの!」 シャーリー「わ、私は…いらないからな…」 ルッキーニ「私もいらないから、俺にあげようと思って!」 俺「ま、まさか…!!」 俺(これは、友の言っていた"ブラックキャンディー from エイラ"!!!) (食べると、友みたいに医務室送り…!!ここは丁寧に断ろう…) 俺「ル、ルッキーニ!俺、お腹がいっぱいだからさ、い、いらないよ!!」 ルッキーニ「大丈夫!これはお腹がいっぱいでも食べられるよ!それっ!」 黒色の飴が俺の口の中へ放り込まれた 俺「…!!!!!」 シャーリー「あちゃー……」 俺「」 俺は血の気が引いていった この味を表現するとしたら… す ご い ただこの一言だけだ 俺「……ヘ……ル…マ…」バタッ ルッキーニ「わっ!俺も友みたいに倒れちゃった!」 シャーリー「だから言ったろ!食べさせるなって!」 ルッキーニ「ど、どうしよう…」アセアセ シャーリー「と、とにかく医務室へ!!」 その後、医務室に運ばれた俺はしばらく目を覚まさなかった
https://w.atwiki.jp/falcom_staff/pages/197.html
株式会社フィールドワイ Field-Y Co, Ltd ※外注・協力会社 タイトル 担当 備考 1995-06-30 風の伝説ザナドゥII スペシャルサンクス 1999-12-09 英雄伝説V 海の檻歌 Special Thanks 2004-12-25 ぐるみん スペシャルサンクス 2005-10-27 ザナドゥネクスト Special Thanks 2006-03-09 英雄伝説 空の軌跡SC Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2006-06-29 ぐるみん(PSP版) スペシャルサンクス 2006-09-28 英雄伝説 空の軌跡FC(PSP版) Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2007-06-28 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2007-09-27 英雄伝説 空の軌跡SC(PSP版) Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2008-04-24 ヴァンテージマスターポータブル Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2008-07-24 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd(PSP版) Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2008-09-25 ツヴァイ2 Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2008-12-11 ツヴァイ!!(PSP版) Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2009-09-17 イースSEVEN Voice WorkPRODUCER 吉田隆Special Thanks 2010-04-22 イース フェルガナの誓い(PSP版) Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2010-07-29 イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2010-09-30 英雄伝説 零の軌跡 Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2011-09-29 英雄伝説 碧の軌跡 Voice WorkProducer 吉田隆Special Thanks 2012-07-26 那由多の軌跡 Voice WorkProducer 吉田隆Assitant producer 小渕智幸Special Thanks 2012-09-27 イース セルセタの樹海 Voice WorkProducer 吉田隆Assitant producer 小渕智幸Special Thanks 2013-09-26 英雄伝説 閃の軌跡 ボイスワークプロデューサー 吉田隆制作担当 小渕智幸Special Thanks 2014-10-25 英雄伝説 閃の軌跡II ボイスワークプロデューサー 吉田隆制作担当 小渕智幸スペシャルサンクス 2015-09-30 東亰ザナドゥ ヴォイスワークプロデューサー 吉田隆制作担当 小渕智幸スペシャルサンクス 2016-07-21 イースVIII Lacrimosa of DANA ヴォイスワークプロデューサー 吉田隆制作担当 小渕智幸スペシャルサンクス 2016-09-08 東亰ザナドゥ eX+ ヴォイスワークプロデューサー 吉田隆制作担当 小渕智幸スペシャルサンクス 2017-05-25 イースVIII Lacrimosa of DANA(PS4版) ヴォイスワークプロデューサー 吉田隆制作担当 小渕智幸スペシャルサンクス
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/450.html
主人公っぽい俺 2へ戻る 主人公っぽい俺 4へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 896 名前:主人公っぽい俺[んじゃいくよー] 投稿日:2010/11/23(火) 04 44 42.30 ID 7HThS5v20 俺「ストライクウィッチーズ?」 308から 次の日からさっそくテストが始まった。 さすがにいつもの訓練の後にテストをするのは体力が持たないということで、午前中までということになった。 坂本さんが残念そうな顔をしてたが気にしないことにした。 整備俺「うん、念動系は安定感があるね」 俺「そうっすね、なんか細かい調整をしなくていいんで楽なんです」 シャーリー「はは、なんか分かる気がするよ」 今日はシャーリーさんに協力してもらい「加速」の実験をしている。 振り子を魔法で加速させるというものだ。 整備俺「よし、本日のテストは終了ー。お疲れさん」 俺「ふー、疲れたぁ」 シャーリー「じゃあ、また一緒に風呂に入るか?」 俺「うぇ!?」 897 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 04 51 11.96 ID 7HThS5v20 整備俺「ほう、もうそんな仲になってたとはねえ。見た目より早熟みたいで」 俺「違います!」 シャーリー「なんだよー。私と同じ風呂には入りたくないのかー?」 俺「それとこれとは話が別というか……って、そうじゃなくて!」 整備俺「はは、さあて。俺はデータをまとめてくっかね」 シャーリー「おー、おつかれさーん。がんばれよー」 整備俺「あいよー」 整備俺「さあて。ありゃ、技術部からの書類だ。こんなとこに落としちゃってたのか」 整備俺「ん?この機能は……」 898 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 04 52 10.37 ID 7HThS5v20 個室としては基地内では一番広いであろう一室。 一介の整備士である自分がこの部屋を訪れることなどまず無い。 整備俺「ふう、そんじゃ行こうかな」 数回ノックして扉を開ける。 整備俺「『整備俺』兵長、入ります」 ミーナ「お疲れ様です。用件は何でしょう」 我等が501JFWの隊長は一仕事終えた後のようだった。 整備俺「現時点でのテスト機の動作実験結果及び俺テストパイロットの固有魔法調査結果を提出しに参りました」 ミーナ「わかりました。技術部に提出しておきます」 整備俺「よろしくお願いします。それともう一つ」 整備俺「テスト機に組まれているある機構について、少々お話がありまして」 ミーナ「機構?」 整備俺「ええ。機体担当とはいえ、自分一人で判断するには難しい問題でありまして」 ミーナ「難しい問題って……。どういうことか説明してください」 整備俺「もちろんです。まず……」 899 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 04 53 32.48 ID 7HThS5v20 翌日、訓練終了後にミーティングルームにて俺の機体についての説明会が開かれた。 坂本「オーバーブースト?なんだそれは」 ミーナ「そうね、言うなればエンジンのリミッターが外れた状態と言ったところかしら」 バルクホルン「それで、具体的にはどのようなものなんだ?」 ミーナ「俺君の機体は魔力を一旦俺君に供給し、俺君の体から再び機体に送り込まれる構造なのは知ってるわね」 ミーナ「その俺君の体へ魔力を供給する際に、普段は魔力量を調整するリミッターが備わってるの」 ミーナ「そのリミッターを解除し、俺君への魔力の流量を大幅に増やすことで機体に送れる魔力量も増やすことが出来る装置。それが『オーバーブースト・システム』であり、それが作動している状態をオーバーブーストと言うの」 シャーリー「つまり最大出力が大きくなるってことか?」 俺「それ凄いじゃないですか!それがあれば固有魔法ももっと使えるかもしれない!」 ミーナ「それが、そんなに単純にはいかないみたいなの」 俺「え?何でですか?」 ミーナ「言ったでしょ、この機能を使うということは俺君の体に大量の魔力を供給するということよ」 ミーナ「今でも体への負担は小さくないはずなのにそこへ更に負荷をかけたら……」 坂本「最悪、命にかかわるかもしれない、ということか」 宮藤「そんな!」 坂本「安心しろ。そうならないためのリミッターだ」 900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 04 54 22.96 ID KSqLRtLo0 支援 番外編やるとか言ったけどネタが思いつかねーや 901 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 04 55 40.75 ID 7HThS5v20 ミーナ「昨日、担当整備士とも相談したんだけれど、この機能は当分使用禁止にします」 シャーリー「まあ、そういうことなら当然か」 俺「はあ。わかりました」 ミーナ「それではこれで解散とします。俺君はハンガーへ行って整備士から詳しい説明を受けておいてね」 俺「了解っす」 シャーリー「なあ中佐、私もついていっていいかな?その機能についてもう少し詳しく知りたくてさ」 ミーナ「ええ、構わないわ」 シャーリー「よし、それじゃ行くか俺」 俺「はーい」 宮藤「……なんか俺君とシャーリーさんって最近よく一緒にいるよね」 リーネ「そうだね、なんていうかお姉さんと弟みたい」 宮藤「え、あっ。そう言われればそうかも……」 宮藤「そうだよね、お姉さんと弟。だよね……」 902 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 04 56 35.97 ID 7HThS5v20 シャーリーさんと一緒にハンガーへ到着した。 ユニットが並ぶ中に異彩を放つオレンジの機体。 その機体とファイルを交互に見比べている見慣れた姿があった。 シャーリー「おーい、整備俺ー!」 整備士さんが俺たちに気付く。 呼んでいたファイルを閉じ軽く手をあげた。 整備俺「やあ、もう隊長から説明は受けたかい?」 俺「はい。オーバー……ブースト?でしたっけ」 シャーリー「それそれ、具体的にどんなもんなんだ?」 整備俺「隊長からも聞いただろうけど、要するにリミッター解除装置だな」 整備士さんはストライカーユニットの吸気口辺りを指差した。 整備俺「ほら、ここにダイヤルみたいなものがあるだろ?」 俺「あー、これっすか?」 シャーリー「これを回すとリミッターが切られるのか?」 整備俺「その通り。……なあ俺、墜落したことはある?」 俺「いや?まだないっすけど……」 903 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 05 01 40.74 ID 7HThS5v20 整備俺「もし飛行中にオーバーブーストを使った場合、機体が制御できなくなるかもしれない」 整備俺「最悪、墜落する可能性だってある。そんなものを使わせるわけにはいかない」 俺「墜落……」 整備俺「理解してくれたかな?」 俺「あ、はい!了解です」 整備俺「ありがとう。それじゃ、また明日もテストがあるから今日はもう休みな」 俺「わかりました。それじゃお休みなさーい」 俺君がハンガーを出て行った。 その後ろ姿を見送り、ふと後ろに視線を感じた。 整備俺「どうかしたの?」 シャーリーさんがじっと俺の顔を見ていた。 904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 05 05 03.32 ID ZFxlWtxm0 支援 905 名前:主人公っぽい俺[ここから整備俺のターン!] 投稿日:2010/11/23(火) 05 06 07.67 ID 7HThS5v20 シャーリー「なあ、もしオーバーブーストを使ったら本当は俺はどうなるんだ?」 女はカンが鋭い、と親父が言っていたけど本当にそうだと思う。 整備俺「さっき言った通り、になるかは正直わからない」 そう、厳密に言えば『わからない』のだ。テストも行っていない装置を使ったらどうなるかなど。 シャーリー「まあ、そんなところだと思ったよ。でも、テストぐらいはやったほうがいいんじゃないか?」 実際に動かしてどうなるかを見るのがテストだ。もちろんこの装置だってテストすべき物の一つだ。 でも、俺の中の一つの心配がそれを拒み続けてる。 整備俺「もし、もしそれで俺君が飛べなくなったら……なんて考えちゃってね」 奇跡的に魔力を扱える身体になったからといって、無茶をしたら俺君にどんな影響がでるのかわからない。 整備俺「正直今の固有魔法のテストでも肝を冷やしてるんだ。いや、本当はユニットを使うたびにヒヤヒヤしちゃってたりして」 整備俺「オーバーブーストだって、もしかしたら俺君の可能性を広げるかもしれないのにな……」 過保護と言うのかな、この状況は。 シャーリー「なんていうか、まるで父親か何かみたいだな」 整備俺「おいおい、この年で子持ちは……って、案外ありえなくもない歳かな」 906 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 05 07 08.98 ID i8QRgzj10 支援 907 名前:主人公っぽい俺にかわりまして整備俺がなんたら[] 投稿日:2010/11/23(火) 05 09 44.97 ID 7HThS5v20 シャーリー「あんまり心配しなくても、あいつは大丈夫だよ。きっと」 シャーリー「それに、もしあいつが落ちそうになったら私が受け止めてやるよ!」 整備俺「うん……そうだな。俺君にはこの空で君達という最強の仲間がいるんだもんな」 彼女達と一緒なら、きっと大丈夫だろう。 シャーリー「そういうことさ。あんまり心配ばっかりしてると、お前の身が持たないぞ」 シャーリー「……お前、最近夜遅くまで俺の機体を整備してるだろ。データ処理だって一人でやってるし」 そう言ってシャーリーさんは少し俯いた。 整備俺「あー、なんだ知ってたの。まあ俺に出来ることはこれくらいしかないしね、どうってことないよ」 シャーリー「無理しすぎて、お前が倒れたらどうするんだよ。俺が……心配するだろ」 シャーリー「私だってさ、その……心配、なんだぞ?」 整備俺「ごめん、今の心配なんだぞ?ってとこ、もう一回俺の目を見て言ってくれない?」 シャーリー「……ばーか、何言ってんだよ。もう……」 恥ずかしいのか顔を隠すように伏せてしまった。 その顔を覗き込もうとしたら叩かれた。 908 名前:主人公っぽい俺にかわりまして整備俺がなんたら[] 投稿日:2010/11/23(火) 05 13 27.69 ID 7HThS5v20 整備俺「いたた、何すんの」 シャーリーさんが顔を上げる。 シャーリー「見るなよ、恥ずかしい」 頬を赤く染め照れる彼女は、普段のグラマラス・シャーリー以上に魅力的だった。 なんとなくこっちも恥ずかしくなってきて、背中を向けた。 整備俺「あー、ゴホン。そういえば明日は俺君の飛行訓練だろ?ついでに機体のテストをやっちゃいたいんだけどさ」 シャーリー「な、なんだよいきなり。えっと、なんのテストだって?」 整備俺「飛行時の機体性能のテスト。それで、空で俺君に指示をしてくれると助かるんだけど、お願いしちゃっていいかな」 シャーリー「お安いご用だけど指示を出すなら無線でいいんじゃないか?」 整備俺「まあ、そばにいる人間のほうが何かと細かい指示も出しやすいと思ってさ」 909 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 05 15 21.86 ID 7HThS5v20 シャーリー「ふーん、よしわかった。任せてくれよ」 整備俺「ありがとさん。それじゃ、俺も今日は早く寝ようかな」 シャーリー「そうだぞー。睡眠はしっかり取らないとなー」 整備俺「また誰かさんに泣かれちゃっても困るしねえ」 シャーリー「んなっ!?泣いてないぞ!」 整備俺「ははは。ほら、ハンガーの明り落とすよ。早く出た出た」 シャーリー「むうー。まあいいや、それじゃまた明日なー」 整備俺「おーう」 整備俺「さて、ああは言ったけどテストの申請書を書かなきゃいけないんだよな……」 整備俺「もう一頑張りしますか……?」 振り返るとそこにはウサギ耳の先まで充血するほどお冠な人が。 910 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 05 18 14.69 ID 7HThS5v20 シャーリー「お前、そんなに私を心配させたいのか!?」 シャーリー「なんだよ、これじゃ勝手に心配してる私が馬鹿みたいじゃないか!」 そう言って目を潤ませる彼女。 整備俺「あああ、本当に泣かないでくれよ!俺が悪かった、ごめんな?」 まずい、本当に泣かれてしまった。 どうすればいいかわからなかったのでとりあえず頭を撫でてみた。 シャーリー「うう、なんだよー。ばかぁー」 整備俺「ごめんってば、泣きやんでくださいよシャーリーさん」 シャーリー「誰のせいだよお。ぐすっ」 整備俺「あー。すまなかった、もう本当に無理はしない。夜だってすぐに寝るよ?」 シャーリー「ホントにホントだな?今度うそついたらバイクに縛って引きずりまわすぞ?」 整備俺「そりゃ怖い。ほら、袖で拭うと赤くなっちゃいますよ?」 ハンカチでで涙を拭いてあげる。 今日に限ってハンカチを持ち歩いてた偶然を神に感謝だ。 シャーリー「むー、子供扱いするなよー」 整備俺「はは、そんじゃ部屋まで送らせて頂きますよ」 整備俺「その後はまっすぐ自分の部屋に帰って寝ます。約束する」 シャーリー「うん、わかった……。絶対寝るんだぞ?」 911 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 05 20 22.48 ID 7HThS5v20 整備俺「絶対寝るよ。それじゃ、行こうか」 シャーリー「うん。……なあ、暗いから手。繋いでくれよ」 潤んだ目と上目遣いでそんなこと言われて従わない男がいるはずない。 少し恥ずかしかったけど、彼女の白く細長い手を掴む。 整備俺「えっと、これでいいでしょうか?お姫様」 シャーリー「やっぱ馬鹿にしてるだろ、おまえ」 整備俺「照れ隠しだよ。俺だって恥ずかしいんです」 シャーリー「ふふ、それじゃ私をエスコートしてくれよ?」 整備俺「了解しましたよ、姫君様」 シャーリーさんの手を引いて歩き、部屋の前で彼女と別れた。 自分の部屋に辿り着きベッドに着のままで飛びこむ。 体に残る疲れとさっきまでの手の温もりが、意識を深い眠りへと導いてくれた。 912 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/23(火) 05 22 12.58 ID 7HThS5v20 今日はこんなところです 気がついたら 俺→宮藤√ 整備俺→シャーリー√ という二段構えになっていた不思議 それではおやすみなさい 913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 05 27 36.72 ID ZFxlWtxm0 乙! なんという弐段構え… 主人公っぽい俺 3.5へ寄り道する 主人公っぽい俺 4へ続く
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2352.html
D.H.N俺 第5話「憂愁のロマーニャ」 後半部 シャーリー「お~、このケーキおいしいな!!これ、あたしに1つ!いや2つ頼む!」 宮藤「あ、ずるいです!私もこのケーキをひとつお願いします!」 ウェイター「かしこまりました」 シャーリー「それにしてもルッキーニと俺はどこにいったんだろうなー」 宮藤「うーん、どこにいったんでしょう。でも俺さんがついてるなら大丈夫だと思いますけど」 シャーリー「うーん、でもちょっと心配だ」 宮藤「シャーリーさんはルッキーニちゃんのお母さんみたいですね」 シャーリー「なにぃ……?あたしはまだ16歳だぞー!!」 宮藤「でも二人をみてるとそんなふうに感じます」 シャーリー「なんてこった……あたしはもう一児の母に見えるのか」 宮藤「ほ、誇るべきですよ!母性があるってことですから!」 シャーリー「慰めにあまりならないぞ」 ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!! シャーリー「警報!?ネウロイのやつら、ここまで南下してきてるのか!!」 宮藤「行きましょう、シャーリーさん!!」 シャーリー「ああ!ルッキーニたちはあとでくるはずだ!!」 ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!! 俺「チッ!ネウロイか、こんなときに……!」 ルッキーニ「俺!戻らないと!」 俺「ああ、すぐに戻るぞ!」 マリア「ま、待ってください、ふたりとも!すぐに避難してください!!」 俺「マリアこそ避難しろ。俺たちは大丈夫だ」 マリア「私だけ避難するなどできません!!」 俺「……じゃあ人々の避難誘導と頼む。慌てているだろうから落ち着かせてな」 マリア「……わかりました。でもあなたたちは!」 ルッキーニ「あたしたちは行かなきゃ!」 マリア「どこへ!?」 ルッキーニ「あそこ!!」ビッ ルッキーニは小走りしながら上を向かずに指だけ空を指差す。 ふっと見上げたマリアがみたのは、空へと昇っていくすでに鉄の翼を持った二人のウィッチ。 その瞬間理解した、この二人もまた、ウィッチなのだと。 マリア「二人は―――あれ、いない……」 俺「ルッキーニ、マリアはな、このロマーニャの王女様だ。だからああやって言ったことを受け止めてやってくれ」 ルッキーニ「えぇっ!?マリアって王女様だったの!?」 俺「そうだ、たぶんにそろそろ公務をしなければならない年頃だろう」 ルッキーニ「……じゃあ会えなくなっちゃうの?」 俺「そんなわけはない。だが、ここでネウロイを倒さないと二度と会えなくなる」 ルッキーニ「むー!!それはダメー!」 俺「なら倒さないとな。それに、ロマーニャを守らないと」 ルッキーニ「うん!!俺、いくよ!!」 俺「この先をまっすぐいけばトラックがある。だから走れ。俺は街の人々を誘導する」 ルッキーニ「わかった!」 広場に差し掛かったところで俺は体の向きを変え違う方向へ。 ルッキーニはまっすぐトラックへと向かう。 俺は人通りが多いであろう大通りへと走る。 人はまだごった返しになっていると思ったからだが……。 予想に反し、大通りにたどり着いた時にはすでに人の姿は少なく避難が滞りなく進行していた。 ふとマリアを見つける。 俺「マリア!人は?」 マリア「たった今誘導しているところです。ここの大通りの方は大丈夫ですよ」 俺「かなりいい手際だな。軍もびっくりだ、助かるよ」 マリア「でもこの子供が……親とはぐれてしまったようで」 子供「ひぐっ……うわーん!!おがあ゛ざ~~ん゛!!!」 俺「困ったな。仕方ない、とりあえずこの子を連れて避難をしてくれ」 マリア「はい、わかりました」 俺「探すのは……まぁなんとなるだろう。マリアならな」 マリア「ふふっ、わかっています。それよりあなたは……俺さんなのですか?」 俺「……ふん、そんなことは後回しだ。行け!」 マリア「はい!」 マリアが子供の手を引っ張ってその場を去ろうとした瞬間。 視界の端に僅かな赤い線が走ったのを捉えた時、驚異的反応速度で俺はマリアの前に立ちふさがった。 俺「!!?? 待て!!動くな!!!」ヒュッ マリア「え?―――きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ビシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン―…ズガガガガガガッ!! フシュゥ…… マリアが子供を連れて逃げようとした突如、上方からの図太いビームが的確に飛来した。 そのビームは大通りの石床をがりがりと削り高く煙と砂を巻き上げる。 ルッキーニや宮藤、シャーリーは確実にビームに飲み込まれただろう、と思った、間違いなく。 大きな声が上から響く、ルッキーニの声が。 ルッキーニ「マリア!!俺!」 マリア「あぅ……うぅ……」ギュッ 子供「うぐっ……ひぅ……」 俺「ふっ!」ガラガラ… ルッキーニ『俺!!マリアは!??」 俺『大丈夫だ。すべてシールドで守りきった』 ルッキーニ『よ、よかった~……』 俺『全機、ネウロイの核は頭部付近だ。こぼれたビームは俺がすべて叩き落す。だから安心して戦え』 宮藤『一体どうやって……』 シャーリー『まさか俺、ネウロイ化するのか?』 俺『ああ、あまり乗り気じゃないがな。さて、三人とも、集中しろよ……!』 マリア「俺さん!腹部と右腕に怪我が!!」 俺「咄嗟のシールドでは全部守りきれなかったからな。体も盾にした」 マリア「そんな!い、今すぐ手当を!」 俺「必要ない。マリア、その子供の目を塞いでおいてくれ。ここからは嫌なものを見せる」 マリア「何をおっしゃって……」 俺「関係のないやつばかり狙いやがって。ふー……ぶっ飛ばしてやるぜ……」 マリア「―――!!」 T R A N S F O R M ! ! ! N E U R O I ! ! ! 〔―――SYSTEM CHECK―――〕 ACCESS CODE [SIg*op/VAQ] Nigritude... Exclusiveness... Ubiety... Reincarnation... Oppressor... Ideal... ...............ALL COMPLEAT! I'm gonna kick neuroi's fucking ass! 〔―――STARTING―――〕 心臓部が一気に漆黒へと染まり、そこから黒のベールが溢れ出す。 そのベールが体を伝っていき、ドロリと輝くものがかちこちと固まっていく。 目を覆う赤いシールド、斬り殺すような黒い手、黒に輝くボディ、真紅のコア。 わずかに痛んだ心はすぐに敵への闘争心にかき消され、えぐれた腹部とひしゃげた右腕は恐ろしいスピードで回復し 悲しみを潜んだ瞳はすぐに憎しみが込められた。 俺『三人とも、一箇所を集中攻撃だ。全弾撃ちこんでやれ!』 マリア「あ……ひぅ……!そんな……」 俺「……マリア。避難するか、またはそこから動くなよ」ギリッ… 人型のネウロイである俺がマリアの瞳にはどう写っているだろうか。 ……想像には堅くないし、こういうのもずいぶんと慣れたものだ。 ありがたいことに子供はマリアがぎゅっと抱きしめて顔を隠しているので、俺の姿は見えない。 シャーリー『ルッキーニ!装甲を打ち破ったら突撃するぞ!宮藤は援護を頼む!』タタタタ ルッキーニ『うん!』 宮藤『了解です!』ダダダダダ 俺『三人とも!ネウロイをこれ以上南下させないようにも注意しろ!』 宮藤『了解です!俺さんも街をお願いします!』 俺『もちろん、任せろ』 シャーリー『俺!攻撃がくるぞ!』 俺『了解……!』キュィィィン 右腕にエネルギーが収束し始める。 そして圧縮した瞬時に解放。 ネウロイの全身から放たれた赤い閃光をすべて目で捉えると同時にその一つ一つに向けて寸分のズレもなく迎撃を開始。 ビームとビームが重なり合うたびに、ネウロイから放たれるビームはすべてへし折れるように屈折していく。 地上と空の中空で紅光のイルミネーションが展開され、光は消えては走り折れては駆けることを繰り返す。 俺『宮藤!次の攻撃にシールドを展開してくれ!次弾、高圧縮で攻撃する!!』 宮藤『わかりました!』 シャーリー『ルッキーニ!すぐ後に続くぞ!!』 ルッキーニ『うん!』 ネウロイ右翼・左翼から体中央部へと光を凝縮……そして俺への圧縮された殺人的ライナーなビームを撃つ。 しかし、俺にはその攻撃は届かない。 間に割入った宮藤がシールドを全力で展開、ビームと衝突。 宮藤『あくぅっ!!お、俺さん!!』 俺『感謝する宮藤!!砕けろ、ネウロイぃぃ!!』キュィィン 右腕に高圧縮された閃光をネウロイへと放つ。 宮藤のわずか横をひゅんと通り過ぎ……高速、空気を裂き……轟音、衝突。 ネウロイの本体を右翼含め大きくえぐりとった、そして白煙が舞い散る中その隙を狙う者は……。 俺『コアが見えたぞ!!いけ!!』 シャーリー『そぉぉりゃぁぁぁぁぁっ!!!』ブンッ ルッキーニ『いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!!』 ロマーニャの希望の星が、光の隙間を縫い、敵コアめがけての突撃。 多重のシールドに付加された魔法が光熱を開放、熱をまとった強力な一撃がコアを……。 貫通。 パキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン――…… ルッキーニ『へっへーんだ!!みったかー!』 シャーリー『あははっ!よくやったな、ルッキーニ』 ルッキーニ『でしょー!?ロマーニャに手出しなんかさせないんだから!』 俺『ふぅ……敵機の消滅を確認。宮藤、けがはしてないか?』 宮藤『あ、はい!全然大丈夫です!それより俺さんこそ怪我してませんか?』 俺『……いやしてない。大丈夫だ。それより街に被害はあるか?』 宮藤『えーと、ほとんど見当たりませんね』 俺『よかった。それなら安心だ』 ぎゅっと握った拳を解いた後、全身の力を抜いてネウロイ化を解除した。 パキンとガラスが割れるような音をたてて、黒いスーツは砕け散り元の人間らしき姿へと戻る。 俺「……マリア、怪我はないか?」 マリア「あり、ません」 俺「そう、か。ならいい。……この街への被害もほとんどないそうだ。たぶん負傷者もいないだろう」 マリア「それなら、いいです。でも避難の際怪我をした人もいると思いますから、それは」 俺「それは、他の人間に任せるんだな」 マリア「……」 俺「……」 俺とマリアの間を沈黙が支配する。 子供はマリアの腕の中で抱きしめられており、すでに泣き止んでいた。 その雰囲気が嫌になり自分から話し始める、目を逸らしながら、かつマリアが俺をみつめているのを無視して。 俺「今日はハプニングだらけだったな。本当にすまなかった」 マリア「あ、いえ、私のほうこそすみませんでした。色々迷惑ばかりかけて」 俺「そろそろ、公務につかなきゃいけない時期だろう。一回だけでも街を見ておきたかったのか?」 マリア「はい。私は、この街を見て、聞いて、知らなければならなかったのです。人々の暮らしや生活、文化などを……」 俺「自分の育った国で、街だしな。帰ったら他の者達に謝っておけよ」 マリア「わかっています、でも、どうしても知りたかったから」 ルッキーニ「おーい、マリアー!!」 マリア「?」 俺「ルッキーニ、どうした?」 ルッキーニ「マリア!!ロマーニャの街並みをみせてあげる!!きて!」 マリア「え?」 俺「ルッキーニが空からロマーニャを見せてくれるそうだ。いい機会だ、行ってきたらどうだ?」 マリア「……はい!最後にみてきます!」 ルッキーニがマリアの手をひっぱって少しだけ持ち上げた後、絵になるようなお姫様抱っこをして上空へとあがった。 シャーリー、宮藤はインカムを外し地上へと降り立った。 見上げながら思うが、あの二人が笑いながら何を話しているのだろうかは定かではない。 ただ、二人にとっては俺たちより思い入れのある街だから……きっとずいぶんと楽しい話なんだろうな、と密かに思っていた。 夕焼け時― 俺「じゃあなマリア。がんばれよ」 マリア「はい!任せてください!」 ルッキーニ「また遊ぼうね、マリア。絶対だよ!」 マリア「ふふ、じゃあずっと友達ですね」 ルッキーニ「あったりまえだよ!」 俺「寂しかったらまたお忍びで基地にでも来るんだな」 マリア「それじゃあまた皆に迷惑かけてしまいますから。でも、ぜひ」 ルッキーニはマリアに抱きついて離れなかったが、シャーリーの説得でなんとか離すことができた。 終始笑いながら俺達を見ていたマリアだが、ふと俺に聞きたいことがあると言ってきたので少し三人とは離れた。 俺「どうした?」 マリア「一つ、聞いてもよろしいでしょうか?」 俺「……どうぞ」 マリア「あなたは、人間……ですか?それとも―――ネウロイですか?」 俺「それは……」 マリア「質問を変えます。あなたは、なぜこの街を守ってくれたんですか?なぜ、ネウロイと戦うんですか?」 俺「……それは俺が―――」 迷った。 ウィッチであるから―――答えられるわけがない。 ヒーローであるから―――答えられない。 男であるから―――関係ない。 戦えるから―――漠然としすぎている。 憎んでいるから―――答えられない。 俺が街を守ったのは……同じ人間であるから? 今は……答えを出しにくい。 ただ1つだけ言えることがある。 俺「……」 マリア「答え、られませんか?私は、あなたの言葉で聞きたいんです」 俺「わかった、答えよう。それは―――きっと、俺が、誰かを守れる力を、持っているからだ」 マリア「……問います、本心ですか?」 俺「たぶん、本心だろうな」 マリア「……ふふっ、相変わらず曖昧な答えを返しますね」 俺「だが、今みんなと共にネウロイと戦っているってことは、そうなんだろうな、きっと」 マリア「ええ、そうだと思います。失礼な質問をして申し訳ありませんでした」 俺「いやいや、全然気にしないでくれ」 マリア「先程の私の問には私が答えましょう」 俺「?」 ……黒服の男たちが知らぬ間に俺の後方30mにいた。 マリアはそちらに軽い足取りで歩きながら、少しだけ笑う。 そして俺を通り過ぎると同時に、かすかな声で俺の耳元へむけて告げる。 俺さんは、俺さんです。私が保証します。 と、それだけを言って黒服の男たちのもとへと歩きさっていった。 俺はそれを見送りながら今日買ったタバコを取り出して一本だけ咥えて火をつける。 煙が夕日に紛れてオレンジ色に見える。 それを通してマリアの背中を見送りながら、後ろで呼ぶ声に引かれてゆっくりと歩き出す。 こんな返し方をされたのは初めてだな。 つまり、答えとしては、俺はまだ人間であると言いたかったのだろうか。 ……少しだけ嬉しかった。 俺「ありがとう」 軽く言い残した後、言いたかったことがあってふと振り返って口を動かす。 だが。 それでも。 俺はネウロイだ。 と。 ロマーニャの街をでて幾分か運転したところだ。 私は隣に座っている少し気分が落ち込んでいるような俺の顔をちらりと見る。 それが気になって、ルッキーニも寝ているだろうから、俺に声をかけた。 シャーリー「なぁ俺?」 俺「なんだ?」 シャーリー「ルッキーニに聞いたんだけどさ、俺ってマリアの古い友だちだったんだって?」 俺「ああ、そうだ。結構前にな。ちょっと怪我でロマーニャ公の宮殿に墜落して、運良く助かって、偶々マリアの教育係的なのをさせられていた」 シャーリー「へぇー、それはすごいな。てかロマーニャ公もよくそんなことをさせたなぁ」 俺「まぁ気まぐれか、はたまた俺を知っていたかのどちらかだろうな」 タイヤが地面と擦れてじゃりじゃりという音が車内に響く。 もう日は下がってきているのだが、基地に着くまでにあと少しかかるといった感じだ。 運転は実に温厚に落ち着いてしているつもりなのだが、実に私らしくなくて少しだけ違和感を感じる。 俺「……前に言わなかったが、俺はダイナモ作戦の折に死んだんだよ」 シャーリー「どうしたんだ、突然」 俺「マリアと会ったのはダイナモ作戦終了後。そして死んだのはその前」 シャーリー「……っていうことはその時にはネウロイの体になっていたのか?」 俺「正確には、ネウロイ化に耐えうる身体改造が始まっていたということだ」 シャーリー「マリアと会った頃にはすでに改造が……」 俺「そういうことだ。ネウロイ化が完璧にできるようになったのはここ1年半くらい前のことだ。……マリアを騙していたのさ、俺は」 最後の言葉だけ嫌に聞こえてしまった。 たぶんマリアに色々と聞かれたのだろう。 話の流れからするに……マリアが知っていた俺はネウロイだったのか、信じていたのはネウロイだったのか、ということだろう。 それで落ち込んでいるとしたら、何か言わなきゃいけない気がする。 シャーリー「騙してなんかないさ」 俺「?」 シャーリー「俺は、俺だからな。人間だろうとネウロイだろうと、変わらないさ」 俺「……すまない、ちょっと意味がわからないな」 シャーリー「わからなくてもいいって。とりあえず、大丈夫だって信じておいてくれ」 俺「無根拠すぎる」 シャーリー「私が大丈夫って思ってるから、ってのはだめか?」 俺「……ははっ、なんだそりゃ」 シャーリー「あたしの中じゃ今でも俺はリベリオンのヒーローだよ」 俺は顎に手をあてて考え事を始めた、いくら考えてもわからないっていうのに。 私は横で軽く笑いながら、俺を少しだけさらにからかう。 このことに関して、俺に対し少々勘違いしていたところもあって、私はちょっと意外だった。 私の想像上人間としてずば抜けていて、タフで、強靭な精神をもっているウィッチかと思っていたのだが。 接してみると繊細で臆病な男だった、別に失望したわけでもなくちょっと親近感が湧いたし。 シャーリー「なぁ、俺」 俺「ん?」 シャーリー「また色々と話してくれたらうれしいって思うんだがだめか?」 俺「そんなわけあるか。またいつか話せる時に話すさ」 シャーリー「でも、無理はするなよー」 俺「困ったら泣きつくさ」 シャーリー「そんときは私の胸で泣くといいさ!ってね」 俺「ははっ、本当にいいのか?存分に泣かせてもらうが?」ニヤ シャーリー「へ?……あ、いや、冗談だぞ!ジョークさ!」 俺「わかってるって」 シャーリー「わかってないだろ、そのにやにや顔はなんだよー!」 俺「なんてことないって」 シャーリー「あ、こら、セクハラで少佐にいうぞ!」 俺「おい、それは反則だろう。シャーリーが言い出して―――…… 第5話後半部終了 第6話「苦い休息」へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55192.html
登録日:2023/11/18(土) 11 50 03 更新日:2024/09/11 Wed 19 09 12NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 2ch 2ちゃんねる 5ch 5ちゃんねる みんなのトラウマ オカルト オカルト板 ホラー 妖怪 心霊 怖い話 怪談 検索してはいけない 洒落怖 都市伝説 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:2000/08/02(水) 02 57 いろんな媒体で恐い話を聞きますけど、本当に恐い話ってあまりないですよね? そこで、ここを利用してあなたが聞いた、または体験した、洒落にならないくらい 恐い話を集めて、さらにそれを厳選して「究極の恐い話集」を作ってみませんか? 別に実話でなくてもいいです。要は「半端じゃなく恐い」が大切なので。 それではみなさん、本から探すなり、友達から聞くなり、ネットで探すなりして下さい。 「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」2ch(現5ch)のオカルト板にあるスレッドである。通称洒落怖。 ジャンルや真偽を問わず「死ぬほど洒落にならない怖い話」を数多く集めることを目的としているスレッドであり、日夜様々な怪談が書き込まれている。 怖い話であればなんでもいいという性質上完全な創作もOKで、とにかく怖くて面白い話であればなんでも受け入れるという2chらしからぬ懐の広さが特徴。評論家様がいないとは言ってない。 実際ここに怪談を投稿していたことを公言している作家もおり、怪談好きの登龍門的立ち位置になっている。 まとめサイトでも人気の題材であり、現在有名になっている怪談もまとめサイト経由で火がついたものが多い。 ただまとめサイトはルールが変わるまで引用として元スレを表示していないことが多かったため、洒落怖が初出ではない怖い話も洒落怖発祥として扱っているものも多い。 そのため5ch以外のネットでは有名な怖い話=洒落怖といったイメージになっている。 なお、扱っている題材の都合上倫理的によろしくない描写や読んだら呪われる系の話もごろごろ転がっているのでそういうのが苦手な人は気を付けよう。 【洒落怖発祥の有名な怪談】 裏S区 裏S区という部落的な地域にまつわる風習や土着信仰、呪術に巻き込まれていく怪談。 実は話が終わったあとに作者の自演がバレるという、怪談の完成度に反して情けないオチがついている。 神々の戦い とある坊さんから聞かされた今なお続く神々と魔物との戦いの話。 坊さん曰く「イスラエルはすでに神が敗走した地であり大なり小なり人類にとって最終戦争の発端となる」らしい。そもそもイスラエルは歴史的にも宗教的にも火種しかないような土地柄で、現在(2023年)もテロ行為によって世界情勢が動くなど嘘松の一言で笑い飛ばせない生々しさがある。 姦姦蛇螺(かんかんだら) 上半身は巫女で下半身は蛇であり、悲惨な過去から強力な呪力を持った怪異に悪ガキたちが遭遇する話。 下半身を見ただけでアウトという危険な怪異だが、悪ガキのおふざけなら半殺し程度で済ませてくれる茶目っ気もある。 危険な好奇心 オバサンの丑の刻参りをたまたま目撃しただけなのにその後何年も苦しむ羽目になるという、理不尽系ヒトコワ。 一件落着…と思わせてからの急転直下のオチは鳥肌モノ。 巨頭オ 昔世話になった村に再訪したら頭の巨大な化け物たちに襲われそうになったというシンプルな話だが、その簡潔さや考察しがいのある内容がヒットした。 くねくね 田んぼや山でくねくねしているカカシめいた謎の怪異。双眼鏡などでその姿どアップを見てしまうと知的障害になったり廃人になったりするとされている。 コトリバコ 部落に伝わる呪いのアイテムにまつわる恐怖体験。 その絶妙なリアリティから爆発的なブームが発生し、一時期謎の箱にまつわる二番煎じの怪談が大量発生するなどした。 猿夢 あまりにリアルすぎるスプラッターな夢に侵食されていく恐怖を描いた怪談。 ただ夢の世界というのが都合よすぎたためか単なる悪夢も怖い話として報告する人が爆増する原因となってしまった。 地獄のバス 修学旅行のバス、腹痛の少年、空気の読めない教師、何も起きないはずがなく……。 師匠シリーズ 強い霊感とつかみどころのない性格が魅力の『師匠』なる人物を中心とした長編シリーズ。 作者が判明している他メディアミックス展開もされており、カジュアルに恐怖世界を楽しむことができる。 洒落怖が廃れた後は、pixivや同人誌等の媒体で不定期に連載されている。 邪視 邪眼持ちの人間らしき怪異と小便で戦うという怖いのか汚いのか反応に困る話。この怪談に限らず霊は不浄を嫌うため糞尿が効くという話は少なくない。 地下の井戸 ヤクザの死体運びを手伝わされるという、それだけでも洒落怖な状況からさらなる恐怖に叩き落される怪談。 オチを「謎は君たちで解明してくれ」形式にしたせいで当時のスレ民たちにフルボッコにされていた。 八尺様(はっしゃくさま) 巨大な女性の姿の怪異に目をつけられた少年が「連れて行かれない」ようにするため、締め切った部屋で恐怖の一夜を過ごす事となる…。 内容は田舎が怖くなること請け合いのトラウマ級だが、特定の人らにウケたせいですっかり「ドスケベおねショタ妖怪」というネットミームに汚染されてしまったかわいそうな怪談。 リンフォン 偶然入手したパズルが実はとんでもない呪物だったという怪談。 怖い内容ではあるが、ツッコミどころの多い呪物や異様に特徴的な登場人物についても話題となる。 ヤマノケ 深夜の山中で出会った怪異に娘が取りつかれる話。 怪異の姿も怖いが、嫌がってる娘を夜までドライブで連れ回したあげく「お前らはそんなことするなよ」という上から目線の発言で反省の色が全く見えない投稿者本人が一番怖い話。 泉の広場の赤い女 かつて大阪の地下街には、噴水の設置された「泉の広場」というスポットが存在していた。 その広場には真っ赤な服を着た不気味な女がうろついており、自分と目が合った人を憑り殺すのだという…。 広場自体が以前から心霊スポットとして知られていた事もあり、この話以外にも複数の目撃談が洒落怖スレに投稿されている。中には幽霊ではなく生きてる人間だったという話も。信じるか否かはあなた次第。 巣くうもの 謎の強力なスタンド霊的存在を体内に飼っている女性と、それに振り回される周囲の友人を書いた作品群。 蟹風呂 イマイチ要領の悪い投稿者、頭の悪いDQNな知人、そしてそのDQNに金を持ち逃げされたヤクザによって繰り広げられるヒトコワ話。 何が起こるかはタイトルから想像出来る通り。 マネキン 友達の家に遊びに行った少女。しかし友達とその母親は、生気のないマネキンをまるで人のように扱っていて……。 いわゆるヒトコワなのか、それとも人ではない何かが絡んでいるのか。 ビデオレター 会社の同僚が亡くなる直前、遺書代わりに一緒にビデオレターを撮った投稿者。 後日、遺族と共にそのビデオを再生すると……? ヒッチハイク 友人と共にヒッチハイクの旅をしていた投稿者が、とある家族の車に乗ったことにより恐怖を味わうという話。 霊的な恐怖感と人間の狂気が混ざり合っているという、世にも奇妙な物語に近い雰囲気がある。 また、最後まで最大の謎がはっきりとは明かされないというのも印象に残る。 実は『レストストップ デッドアヘッド』というホラー洋画にほぼそのままな家族が登場しておりそれが元ネタとされている。そのためこの怪談が映画化される時は権利関係について心配する声が見受けられた。 気付かせるな バイト中、街中に歪な人のような怪異が無数に行き交っているのを目撃した投稿者と後輩。 唖然としているとその怪異が「見えてるんだろ?」と話しかけてきて…。 怖い事は怖いが、投稿者と後輩の怪異への対応が微妙にシュールだったりもする。 追記は問いません。修正も歓迎です △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 地獄のバスのリンク貼ろうとしたら記事がなくなってる… -- 名無しさん (2023-11-18 15 22 27) 手相で有名な某お笑い芸人の体験談が洒落怖からの引用ばかりでドン引きしたわ -- 名無しさん (2023-11-18 17 37 21) 今はすっかり固まりつつありますが、それぞれの怪異を自分なりにイメージするのも好きでした -- 名無しさん (2023-11-18 17 43 46) 「SCPが日本で流行るまでが全盛期だった、SCPが来たから廃れた」と思われがちだが実際のスレでは2010年頃には既に人気作の二番煎じの粗製乱造と評論家様と今で言うキッズ(当時で言う消防・厨房)が激増していて酷い状態だった -- 名無しさん (2023-11-18 17 51 11) リョウメンスクナもここの発祥なのかな -- 名無しさん (2023-11-18 19 00 29) ↑両面宿儺は日本書紀出典の由緒正しい怪物だぞ -- 名無しさん (2023-11-18 19 02 08) 何件かは建て主の責でとんでもない被害が出てるのに、それでもスレ建てる余裕があるの本当に草。反省してないだろ -- 名無しさん (2023-11-18 20 17 17) なんか笑える霊体験もここ発祥だっけ? -- 名無しさん (2023-11-18 20 36 44) 地獄のバスも洒落怖発症だったんだ。書いた人ユーモア有るなw -- 名無しさん (2023-11-18 22 37 39) 個人的にこの中だとやっぱり「リアル」が一番怖かった記憶がある。ずっと緊迫感があってハラハラしながら読んでたけど、最後の一文で「うわ……」みたいな声が出た -- 名無しさん (2023-11-18 22 44 30) >2023-11-18 17 51 11 お前も1件の怪談も書いてない評論家様の1人だろ。何目線なんだよ。 -- 名無しさん (2023-11-18 22 50 30) リアルはやっぱり「どうしても苦しかったらお釈迦様に身を委ねなさい」がぞわりと来る -- 名無しさん (2023-11-18 23 04 25) ここに載ってる奴だとビデオレターが適度な長さで内容もヤバいから個人的にトップだな。載ってない奴だと竹林でとかが好きだけど -- 名無しさん (2023-11-18 23 12 37) 「危険な好奇心」が生々しくて怖すぎる。やっぱり一番恐ろしいのは生きてる人間の狂気だわ。 -- 名無しさん (2023-11-18 23 17 38) えらい簡素な記事だと思ったら作成日が今日なの草 いままで無かったのか -- 名無しさん (2023-11-18 23 35 06) ↑↑一番恐ろしいっていうけど、幽霊見たことあんの? 個人的には怪談とヒトコワは全く別のジャンルだし、どっちが上とかって話でもないような。 -- 名無しさん (2023-11-18 23 47 58) 「神々の戦い」が投稿された当時はガザ紛争が起きてたみたいだし、単なる時事ネタじゃね? -- 名無しさん (2023-11-18 23 48 29) なんか変な子きてるな…報告しておいた方が良さげ? -- 名無しさん (2023-11-19 01 36 48) きさらぎ駅はノーカット版で見ると都合の悪い質問はガンスルーしてたり、流れがおかしかったりするから印象がまるで変わる -- 名無しさん (2023-11-19 01 37 52) 「邪視」は単発ものではなく同一投稿者によるシリーズものの一部だけど師匠シリーズと違いシリーズとして捉えてくれる人が少なくて「邪視」だけが有名っていう -- 名無しさん (2023-11-19 04 57 30) 地下の井戸がめっちゃ良かったにゃあ。あんな地下通路とかあるんだろうか -- 名無しさん (2023-11-19 08 29 15) SNS全盛の今だとこういうのって生まれにくいんだろうな -- 名無しさん (2023-11-19 19 07 31) 地下のまる穴は「通貨単位も円など聞いた事もない」はずなのに序盤で円が出てくるのが惜しいと言えば惜しい -- 名無しさん (2023-11-20 01 16 24) こういうネット投稿系の話見てて面白いのが「読みやすいし起承転結もしっかりしてるけどいまいちストーリーが入ってこない」話もあれば「ほぼ口語で日本語の文章としてはアレなはずなのに、ストーリーで引き込まれる」話もあったりで、面白かったよな。そしてストーリー自体がつまらない上に文章の端々か「どう?俺って凄い話書けるでしょ?」というのが臭ってくるようなのもあって、まさに玉石混交だったなと。 -- 名無しさん (2023-11-20 03 23 16) ↑最後の部分が滅茶苦茶よくわかる。口語で体験記っぽいから怖いのも沢山ある中で、変に気取って洒落た文章書いたのは全く怖くなかった。そして中期後期からそう言うのが数ばかり濫造されてたイメージ -- 名無しさん (2023-11-21 01 51 22) ↑×7 もし自分の事なら、「現在(2023年)の状況を考えると嘘松の一言では~」の下りに「当時でも考えれば思いつくネタでは?」と言いたかっただけで他意は無いんです、申し訳ない -- 名無しさん (2023-11-21 01 54 16) ↑2洒落怖の歴史を区切るとすると何時頃が切れ目になるんだろう?新たな有名作品が出てきて定番入りする事が無くなった2012年が時代の区切り(以降は後期というより末期)と言えるけど、もう一つ挙げるならまとめサイト全盛期になった影響で一気に人が増えた印象の08年前後も区切りになるかな。1スレ目から05年前後までが初期、08年前後までが中期、2012年までが後期? -- 名無しさん (2023-11-21 03 27 00) パンドラ[禁后]って洒落怖発祥では無かったのか、今までずっと洒落怖発祥だと思ってた。他にもそういう話結構ありそう -- 名無しさん (2023-11-21 10 07 25) 洒落怖では無いけれど、おつかれさまでした。はよく分からん感じ、途中から書き手?変わってるらしいし…でも不穏な気持ち悪さはあった。てかあれ本当に試した人どうなったんだろ -- 名無しさん (2023-11-21 10 44 11) 都市伝説として扱われる度にこれ2ちゃんねるの創作発祥なんだよなあって変なイキり方してた高ニ病は多分俺だけ。ファッキン黒歴史 -- 名無しさん (2023-11-21 14 34 24) いつ見ても八尺様だけ扱いが浮いてて笑う -- 名無しさん (2023-11-22 12 57 40) 上の方のコメにだけど、なんか笑える霊体験は単独スレで洒落怖とは別だよ -- 名無しさん (2023-11-23 08 38 26) ジンカン(人間をついばむ烏)は有名ではないのか -- 名無しさん (2023-11-23 09 25 31) 泉の広場はよく行くけど未だに見たことはない -- 名無しさん (2023-11-25 23 15 27) 洒落怖発祥じゃないけど有名な怪談消しちゃった? -- 名無しさん (2023-12-28 19 04 14) 蟹風呂って見せしめとして成立してないような -- 名無しさん (2024-01-25 13 55 40) リンフォンは解いたらSM三人組が現れて究極の快楽を与えてくれそう -- 名無しさん (2024-09-11 16 10 42) 名前 コメント #areaed
https://w.atwiki.jp/dscodegeass/pages/48.html
STAGE 15 1周目戦闘攻略 2周目戦闘攻略 3周目 1周目 最初のシャーリー操作時にニーナに話しかけるとニーナがウランを受け取りに行く会話がある。(ガニメデイベントの発生条件) 「『日本』設立式典へ行かない」を選ぶと普通に終わる。 だが1度は見ておいて損は無い展開とも言える。 戦闘攻略 1度だけスザクを使える。スキルを使って確実に敵を仕留めていこう。 その後は一騎討ちの連戦になる。 カレンVSユーフェミアは途中で終わり、途中でゼロになるが「ゼロドライブ」で勝てる。 その後はカレンVSスザクになる。ヤバかったらアイテムを使うなりして戦おう。 2周目 スザクを仲間にしている場合としていない場合とで中華連邦との戦いの説明が若干異なる。 1周目であった多くの場面が無くなっている。 ユーフェミアに代わってムゲンことパラックスが特区日本を宣言する。 戦闘攻略 スザクVSサムライの血では月下の行動不能スキルがウザイ。 さっさとスキル2以上を使って月下を沈めた方がいい。 後半では、パラックスの駆るグロースター最終型とカレンの対決。ユーフェミアと違いそれなりに強い為、カレンの乗機を紅蓮弐式改にしておくのもいいだろう。 グロースター撃破後、ゼロが合流。パラックスはゲームオリジナルKMF「エクウス」に乗り換え、再戦となる。 攻撃は痛いので、こちらも援護を活用してさっさと沈めよう。 3周目 基本は2周目と同じ。 だがコーネリアが仲間になっていると、この話のラストでユーフェミアを救出に向かわせられる。 コーネリアの提案を許可すると、新政庁へ向かう。 制限時間は5分なので一応セーブしておくと安心。 5分以内に事を済ませられなければコーネリアは仲間からいなくなる。 V.V.に話しかけた後、ユーフェミアかジェレミアのどちらかを仲間に出来る。 ここでユーフェミアを助けなくても後でスザクが助ければ仲間になる。 「罪と罰」に進んでいた場合シャーリーが自分の部屋で破いた日記を見つける追加イベントがある。
https://w.atwiki.jp/giurasu/pages/1135.html
ギウラスの肝いりで実現した?社外コラボ。 ファルコムより9月26日に発売予定の「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」とのコラボである。 登場人物の「リィン・シュバルツァー」と、「アリサ・ラインフォルト」にそれぞれなりきることができる。 両者は前作(英雄伝説 閃の軌跡)でも登場しているので、発売前でもキャラの把握には困らないだろう。 しかしながらアリサは堀江由衣氏ボイスがあるのでまだしも、リィンは内山昂輝氏がイメチェンサービスにラインナップしていないので完全再現はできない。解せぬ 4カラーの防具と、彼らの武器をモチーフにした太刀と弓が付属している。 G強化券は5枚付いてくるがこれだけではフル強化不可能なので一応注意。 武器 俗に言う「準G級武器」のGR5段階まで強化が可能。 シジルの取り外しは任意だがスロットが2個しかない。 紅蓮Ⅱ 火(太刀) 火属性の太刀。抜刀時に刀身が輝くエフェクトがあるようだ。 攻撃力・属性・ゲージのバランスは良好。GR5武器の中では優秀な方。 紅蓮Ⅱ 闇(太刀) こちらは闇属性の太刀。 微弱だが会心率があり、コーレマグナートを単純スペックで上回る。(あちらは烈種武器故直接比較はできないが) プリンシパリティⅡ 火(弓) 原作では「導力弓」と呼ばれる弓。 オーラアロー使用時にギミックがある? プリンシパリティⅡ 闇(弓) こちらは闇属性。 ちなみに弓はどちらも拡散型/切断曲射である。 防具 カーマインシリーズ/サジタリオシリーズ 男用装備がリィン、女用装備がアリサをモチーフにしている。 明確に言及されているわけではないが、初音ミクキット同様女性装備は体型が絞り込まれている。 ただしミクや後のまどマギほど極端ではないため、他の装備と組み合わせても違和感は小さい。 なお、腰防具とへそ出し防具を組み合わせるとスカートの一部がお腹に埋もれるという珍現象がおこる。 同様の事象が起こっていたまどマギの方(オルロジュ腰)は修正されたがこちらは修正されていない。 剣士用は全部位に達人・一閃・怒がある。そのため一閃と見切りを両立させやすい。 真打の発動を前提としているためかどの部位にも匠と剛撃はなく、怒が標準であるためソル剣珠GX5などと相性が良い。 また、頭はいたわり+10・耐状態異常+10が、胴腕には剣術+5、腰脚には溜め短縮+5が付いている。 胴以下の残りのスキルは上から順に三界の護り、体術、痛撃、吸血。 腰部位が痛撃+5&溜め短縮+5となっており、武器種を問わず非常に強力。 頭の+10スキルが状況によってはネックとなるため一式での利用にはあまり向いていないが、 パーツ単位で見るとどれも強力であり、真打+3一閃+3を組むときの強力なアシストとなるだろう。 なお頭はHSでもいたわり+10・耐状態異常+10があるので、ラスタ用としてもなかなか優良。 ガンナーは達人・一閃・怒は同じく共通で、頭には気力回復+10と耐状態異常+10、 胴腕にはスタミナ、腰脚には連射と弓向き。 胴以下の残りのスキルは上から順に三界の護り、射手、痛撃、吸血。こちらも腰がかなり優秀。 扇射の装飾品を使う場合はソル射GX5やディス射GX2など痛撃が付いているものが良いかも。 (適応撃とセットにしないとガンナーでは使いにくいスキルだが・・・) 余談だが女性脚は縞パンです本当にありがとうございました
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2095.html
おれが1945年に転移してきたから十数日後 おれ「・・・・・・」(フラフラ) シャーリー「おーいおれー・・・朝っぱらからそんなにボロボロで大丈夫か?」 おれ「大丈夫です・・・」 坂本「大丈夫と言ってもそうは見えないが・・・また俺にしごかれたみたいだな。そろそろ俺にいい加減もう少しやり方を考えろと言ってやるか」 シャーリー「そうしたほうがいいかもしれないなー。最近おれがボロボロじゃなかった所なんて見たことないぜ」 おれ「本当に大丈夫ですから心配しないで、母さんにシャーリーさん」 坂本「おれが私のことを母だと思っていてくれているならなおさら私は止めなくてはならないな。」 俺「おー、みんなそろって何やってるんだ?」 坂本「丁度いいところに来た・・・俺、そろそろいい加減にやり方を変えろ!おれを見て何も思わないのか?」 俺「何を思うっていうんだ?昔の俺を見ているようなだけで特に何も思わないな。それに美緒ちゃんにはこの間言ったろう?俺は俺が今までしてきた方法でやるってね」 シャーリー「自分がそれで成功したからって他の奴も同じ方法で成功するわけじゃないとおもうぜー?」 俺「大丈夫さ。おれは俺の息子なんだ・・・この方法でいい。前に比べて随分マシにもなってきたからな」 おれ「父さんの言うとおりです。おれも今の方法で大丈夫ですから・・・」 坂本「おれがそう言うなら無理には止めないが・・・」 シャーリー「なら限界だとおもったら無理にでも止めればいいさー」 俺「何言ってるんだ。限界が来てからが大事なんだよ全く・・・けどそろそろ修行漬けってのもダメだし息抜きが必要だな」 坂本「息抜きか・・・ロマーニャの町にでも息抜きに行かせてみるか」 シャーリー「それならあたしが送っていってやるよ。ロマーニャに行く予定もあったしね」 俺「それじゃ俺も。ちょっと買い物があんだよ」 坂本「おれも一緒に行ってくるといい。ゆっくり羽を伸ばす事も必要だ」 シャーリー「そういうことだよ一緒に行こう。けどそんなボロボロの状態で連れていくワケにもいかないし、一旦シャワーを浴びて着替えてこいよー?」 おれ「はいそうします」 ミーナ「あら、みんなでロマーニャへ行くのね?」 坂本「そこの3人が。だがな」 ミーナ「美緒も行ってきたらいいじゃない。親子水入らずでロマーニャの街でゆっくりしてらっしゃい」 坂本「親子水入らずと言ってもまだまだ先の事だぞ・・・?それに間違っても俺となんてそんなことになるとは思えない」 俺「ひっどいなー。そんな事言わないでよ、俺泣いちゃうよ?」 坂本「勝手に泣けばいいだろう!」 ミーナ「あらあら・・・」 おれ「・・・・・・」 坂本「どうしたおれ。私の顔に何かついているか?」 おれ「ねえ、母さんも一緒に行こう?」 坂本「う・・・おれがそう言うのなら一緒に行ってやるか」 ===== === = ロマーニャの街に到着 俺「よっし、それじゃー俺はちょっと所用を済ませるとするわ。また後で落ち合おうぜ」 坂本「おい俺、勝手な行動をするな!」 俺「美緒ちゃん子供じゃあるまいし迷子になんてならねえよ。ちょっと急ぐからそれじゃまた後でなー」 坂本「全く・・・足並みを揃えない奴だ」 シャーリー「仕方ないなー。少佐、あたしたち3人で周ることにしようよ」 坂本「そうだな・・・おれはどこか行きたい場所はあるか?」 おれ「おれですか?出来れば1本刀が欲しいんだけどロマーニャでどこか手に入る場所なんてありますか?」 シャーリー「刀かー。多分手に入るとは思うけどそこまでいい刀があるかはわからないぜ?」 坂本「確かにその童子切や虎徹のような国宝、最上大業物のようなものが手に入るとは思えないな」 シャーリー「けど、昔に海外に持ち出されたものがどこかに眠っているかもしれないけどねー」 おれ「別に凄い刀が必要なワケじゃなくて普通のでいいんです」 坂本「それなら多分ロマーニャでも手に入るだろう。取り扱っていそうなところを探してみるか」 シャーリー「それなら確かあっちのほうにそれっぽい店が前にあった気がするよ。行ってみようか」 ===== === = 俺side 俺「確かここだな・・・すみませーん誰かいないか?」 老人「これはこれは、ウチにお客さんとは珍しいものだ」 俺「ロマーニャ人が刀なんて欲しいなんて思わないでしょ。アンティークとしての置物は別としてさ」 老人「ほっほっ。そして客人、何をお探しか?」 俺「力のある刀が欲しい」 老人「ほっほっほっ、力のある刀と来ましたか。そんな刀はウチにはございません、お引き取りください」 俺「隠さなくてもいいんだぜ。ここに何本かあるってのは分ってるんだ。じーさんあんたが只物じゃないってこともな」 老人「ほっほっほっ。それはそれは・・・」(シュパッ!) 俺「おっと、遅え遅え。無理するなよじーさん。老体で無茶すると腰を悪くするぜ?」(キンッ) 老人「ほっほっほっ。ワシの剣を受け止めたか・・・なるほどなるほど・・・口先だけではないみたいじゃの」 俺「ったりまえだ。俺を誰だと思ってる、こう見えても剣聖が1人、童子切安綱を受け継いだ者さ」 老人「ほっほっほっ。まさかわしの前に童子切を持つ者が訪れるとは・・・」 俺「で、どうなんだよ。まだお引き取りくださいか?」 老人「ほっほっほっ。いいでしょう幾つか準備しましょう」 俺「一番イイ奴を頼むよ」 ===== === = おれside 坂本「シャーリー、本当にこっちであっているのか?街のはずれまで来てしまったぞ」 シャーリー「大丈夫大丈夫、ほら見えてきた。あそこの小汚い店さ。確か前にルッキーニと来た時に刀がいっぱいあって坂本少佐が好きそうな店だなーって話してたんだよー」 おれ「・・・あの店から何か力のようなものを感じます。これは闘気・・・?」 坂本「何かありそうな雰囲気か。行ってみよう」 ===== === = 坂本「・・・店主はいるか?」 おれ「ごめんくださーい」 シャーリー「な、沢山刀があるだろう?」 俺「あれ、美緒ちゃん達どうしてここに来てるわけ?」 坂本「俺!?」 おれ「父さんも刀を探しに来ていたの?」 俺「まーな。けど残念だな、ここの店で一番いい刀は俺が手に入れる事になるからな」 おれ「別におれは一番いい刀でなくてもいいから1本欲しいから来たんだ」 俺「そうかそうか。見渡す限り刀刀刀・・・1本位はお前にあうのもまぎれてるだろう」 坂本「ふむ・・・本当に大量の刀が置いてあるな・・・良く見るとちらほら業物もまぎれているようだが?」 俺「そうだね。何本も業物がまぎれてるけど俺が欲しいのはただの業物じゃないんでね」 坂本「となると・・・良業物・大業物・最上大業物それに準ずるものと言ったところか」 俺「そうだねー。最低でも童子切とバランスが取れる刀が欲しい。二刀の技を使う時は今までは友人の三日月を、ついこの間はおれからもう1本の童子切を借りなきゃならなかったからな」 坂本「成程な・・・おれは最上大業物の虎徹があるから、童子切の力に拮抗できていたわけか」 おれ「はい。多分おれの腕じゃ大業物クラスの刀をもってもバランスをとることが出来ないかもしれないです」 老人「待たせたな客人。・・・今日は客人のバーゲンセールじゃな。そこの3人も刀を探しにきたのか?」 シャーリー「探しているのはあたしたちじゃなくてこの子だけだよ」 おれ「そこまで力のある刀じゃなくていいので、おれがまともに扱える位の刀を探しています」 老人「ほっほっほっ。自分の実力を過小評価する必要はないぞ童」 俺「それで、俺が頼んだブツは?」 老人「ほっほっほっ、あわてるでない。慌てる乞食は貰いが少ないといわれて居るじゃろう。この中から好きな物を持っていくといい」 俺「どれどれ・・・なあじーさん。どうしてこんないい刀がこんなところに置いてあるんだよ。国宝クラスも混じってるじゃねえか!」 おれ「凄い・・・本当なら博物館に飾ってあってもおかしくない物ばかりだよ・・・」 坂本「私もぜひ1本欲しいくらいだ・・・」 シャーリー「そんなに凄いのか。おれはどれにするか決めたのか?」 おれ「あっ、そうだった・・・おれも1本探さないと・・・」 老人「童もこの中から選んでもいいんじゃぞ?」 おれ「いえ、おれはそこの中以外から選びます。まだどこかにおれにあった刀がありそうな気がするんです・・・さっきから呼ばれている気がするんです」 老人「(ほう・・・気づいたか)」 俺「んー。中々しっくりこないなあ。次次!」 おれ「どこだろう・・・さっきからおれを呼んでいる刀は・・・」 坂本「よし、一緒に探してやろう。刀を見る目は私も少々持ち合わせているからな」 シャーリー「あたしも探してやるよ~。ビギナーズラックでいいのを探し当てるかもしれないからね」 おれ「ありがとう、母さん、シャーリーさん」 俺「よし、じーさん。俺はこれにするぜ!」 老人「ほっほっほっ。やはりそれを選ぶ事になったか」 俺「太刀 銘備前国包平作。名物大包平。童子切をもってりゃこいつを選ばない訳にはいかないからな」 老人「ほっほっほっ、代金は要らんもっていくといい」 俺「まじで!じーさんありがとうよ。ありがたく使わせてもらうぜ」 老人「久しぶりに良いものが見れたお代じゃ。連れの童はまだかかっているようじゃね」 俺「まだまだ正宗とか髭切とかあるのになあ・・・」 老人「ほっほっほっ。童は別のを探していたようじゃからな」 俺「別の物ねえ・・・」 坂本「おれ、これなんかどうだ?小烏丸。平家の家宝がなんでここにあるかは知らないが良い物だろう?」 シャーリー「俺ーこれなんてどうだー?なんとなく選んでみたけど結構よさそうな物だとおもうぜ?なんかひんやりしてるし」 おれ「村雨・・・!?本当になんでもあるな・・・」 坂本「びっくりするような物ばかり置いてあるな・・・」 シャーリー「細かい事なんてどうでもいいさー。おれはまだ見つけられないのか?」 おれ「・・・沢山ありすぎてその中から探すのが大変で」 坂本「確かさっきは闘気を感じるといっていたな?それを感じ取ればいいだけではないのか?」 シャーリー「確かセンサー代わりにも使えるんだよな?何か分るんじゃないか?」 おれ「盲点でした・・・一度やってみます・・・・・・・・・・・・・・・あった!」 おれ「多分、これだ・・・」 老人「ほっほっほっ。それを見つけたか童」 俺「じーさん、それを見つけたってどういうことだ?あの刀何か特別なもんなのか?」 老人「ほっほっほっ。感覚を研ぎ澄ませばあの刀の凄さが分かるとおもうぞ?」 俺「感覚をねえ・・・・・・・・・!?なんだありゃ・・・なんつー物騒なもんがあるんだよ」 老人「ほっほっほっ、あれが何かわかったようじゃな」 俺「本当に何でもあるな・・・どうしてこんなところに国宝級のものがごろごろしてるんだよ」 老人「それはじゃな・・・わしがまだ剣聖と呼ばれていた頃、道場破りみたいなものをしていたんじゃ。持っていったのは看板でなく刀・・・だったというわけじゃ」 俺「納得。」 おれ「それでおじいさん、父さん、この刀は一体どんなものなの?」 俺「おいおい・・・それが一体どんだけ凄いものかわかってないのかよ!?」 おれ「なんだか凄そうなのはわかるんだけど・・・」 老人「それは霊剣・布都御魂じゃよ。まさか見つけられる者がいるとはおもわなんだ」 坂本「国宝のバーゲンセールだが扶桑は本当に大丈夫なのだろうか・・・」 シャーリー「何だか凄そうなのはわかったよ。んー、あたしも何か1つ記念に買っていこうかな~」 坂本「シャーリーもこれを機に剣術でも学んでみるか?」 シャーリー「それもいいかもしれないな。なんたって3人も先生がいるんだからな~」 おれ「おれは先生なんて出来るような柄じゃ・・・」 シャーリー「それじゃああたしはもう少しこの店で物色するとするよー」 おれ「おれももう少しここに居ます」 坂本「なら私ももう少しここを見ているとするか」 俺「えっ今からてっきり美緒ちゃんと二人っきりでデートの予感って思ったんだけど違うの!?」 坂本「何をばかなことを言っている。ありえないな」 おれ「せっかくロマーニャに来たんだから父さんと母さんは二人で楽しんでこればいいと思います」 坂本「おれまで何を・・・」 シャーリー「そういうことなら・・・よーしおれ。あたしたち二人でデートとしゃれこもうか」 おれ「シャーリーさんわかりました」 シャーリー「とういうわけさ、坂本少佐」 俺「2人ともGJ。さあ俺達は行こうか美緒ちゃん。かわいい息子のデートを邪魔するわけになんていかないだろう?」 坂本「くっ・・・なら私は一人でロマーニャを回る」 俺「そんなこと言わずに一緒に回ろうよ。美緒ちゃんにはプレゼントも買ってあげたいしな」 坂本「そんなものなどいらん」 俺「そんなこと言わずにさ。ちょっと早い誕生日プレゼントだと思って貰えればいいのさ」 坂本「!?」 俺「ふふん。その位はリサーチ済みさ。だから大人しく俺についてきて貰おうか」 おれ「・・・・・・」 シャーリー「・・・・・・」 坂本「二人も私をそんな目で見るな!わかった今日だけだからな」 俺「よし、それじゃあ・・・」 「うわああああ・・・ネウロイだ!」 「どうしてこんなところに!早く逃げろ!」 坂本「ネウロイだと!?」 俺「どうしてこんな街中にネウロイが現れたんだ!」 シャーリー「あたしたちで迎撃するしかない。トラックにストライカーユニットは積んであるから急ごう」 ===== === = おれ「急いでネウロイを迎撃しなきゃ・・・」 坂本「おれはここで待機だ」 おれ「どうして?ネウロイが来てるっていうのに・・・」 坂本「こんな人の目が多い場所でお前のストライカーユニットを晒す訳にはいかない。それにお前のストライカーユニットは持ってきていない」 おれ「・・・・・・」 坂本「シャーリー。おれを見ておいてやってくれ。ネウロイは私と俺で迎撃する」 シャーリー「了解」 俺「・・・美緒ちゃん。美緒ちゃんは市民の誘導の手伝いに回ってくれ」 坂本「何を言っている?まさか一人で迎撃するつもりか?」 俺「これから美緒ちゃんとのデートだってのに空気の読めないネウロイのせいでタイムリミットがガリガリ削れてるんだ・・・久々に切れちまいそうだぜ」 俺「おれ、そっから俺の戦い方を見てろ。俺達がどう戦うべきかわかるはずだ・・・とっととあのネウロイ共をぶった斬って俺はデートをするんだ!」 坂本「な、何を言っているんだ!一人で5体のネウロイの相手をするというのか?無謀にも程がある」 俺「・・・たった5体程度、本気になれば俺一人で十分だ。そして・・・今がその本気になる時だ」 おれ「父さん・・・動機が不純すぎるよ」 ===== === = 坂本「結局俺一人で出て行ってしまったな」 おれ「はい・・・父さんはおれに戦い方を見せてやるって言ってました。けど本当に大丈夫かなあ・・・」 シャーリー「本人が大丈夫だっていってるんだから大丈夫なんじゃないか?」 坂本「そうだな・・・俺がやられてしまったら私とシャーリーで迎撃に向かえばいいな」 おれ「母さんもさらりと怖いこと言わないで!」 ===== === = 俺「さてと・・・大包平の試し切りといきますか。後は出来る限りおれの奴に色々と見せてやる必要もあるな」 俺「ネウロイは5体。大型は最後まで取っておくとして・・・まずは周りの4匹からだ」 ===== === = 坂本「まずは大型以外から倒すみたいだな・・・」 おれ「もう1匹倒した!すれ違い様に抜刀して斬り捨てた・・・?」 シャーリー「これなら案外本当に一人で大丈夫なんじゃないか?みろよ、ネウロイの攻撃も当たる気配がないし、あたりそうになっても刀で弾いてるぜ?」 坂本「刀に魔法力を纏わせているんだろう」 おれ「魔法力と闘気をうまい具合に扱うとあんなことができるのか・・・」 ===== === = 俺「まずは一匹!大包平・・・やっぱり噂に違わない名物だ」 坂本「次のネウロイはどうするつもりなんだ?ネウロイも警戒を強めて攻撃の頻度を上げてきたぞ・・・」 おれ「近づけれないなら近づかないで攻撃すればいい・・・?」 シャーリー「そんなことが出来るのか?」 おれ「おれにはできません・・・でも父さんになら・・・」 ===== === = 俺「めんどくせー。懐には入れてあげませんってか!無駄なあがきだけどな!」 俺「・・・刃を飛ばしてやればいいだけだ。斬り裂け、両断・飛燕剣!」 ===== === = おれ「関係ないところで刀を振ったと思ったらネウロイのビームが斬り裂かれてる!?」 坂本「わたしも烈風丸でビームを斬り裂く事はできるが・・・あれは何が起こっているんだ」 シャーリー「さっきおれが言ったみたいに近づかない攻撃をしたんじゃないのか?」 おれ「闘気と剣圧と魔法力を見えない刃にして飛ばしてる・・・?」 坂本「俺ならそれが出来るというわけか・・・これで2匹が沈んだな。残り3匹だ」 ===== === = 俺「残り3体!ちっ・・・更に警戒を強めてきたか。あの大型の攻撃なんつー密度だよ。だけど・・・」 ===== === = 坂本「あの攻撃は避けられないぞ!?」 シャーリー「坂本少佐、そろそろあたしたちも準備をしたほうがいいかもしれないぜ?」 おれ「大丈夫・・・多分あの攻撃は当たらない」 坂本「攻撃を捻じ曲げ、一部を消滅させているだと・・・?」 おれ「父さん、ピンチの時には自身に纏わせればいいんだね・・・」 ===== === = 俺「無駄無駄ァ!そんな攻撃じゃ俺には届かねーぞ!」 俺「そんななめた攻撃、気合いでいくらでも掻っ消してやるよ!残り2体は一気に決める!」 俺「分身からの飛燕剣・二重!」 ===== === = 坂本「なあ・・・私は疲れているのだろうか」 おれ「?」 坂本「今、俺が2人に見えたんだが・・・」 シャーリー「あたしもそうみえたなー」 おれ「はい。分身してました。多分片方は気合いの塊だとおもいます・・・多分。もうおれにもわけがわかりません」 坂本「私もだ・・・」 シャーリー「まあいいんじゃないか・・・?残りはあの大型だけになったわけだしな」 俺「残るはあの大型1つ。おれの奴は今までの俺の動きややってきた事はちゃんと見てただろうか?」 俺「だけど・・・息子の心配よりも今は美緒ちゃんとのデートの事が最優先だ!」 ===== === = おれ「父さん、今度は何をおれに伝えようとしてくれるんだろう・・・」 坂本「しかし残るは大型、本当に大丈夫か?」 おれ「父さんは一人で大型を倒してきてるはずだから大丈夫。それに父さんが死ぬかもしれないのはもう少しだけ先だから今日は多分大丈夫・・・」 坂本「そうなのか・・・。なら大丈夫か・・・?」 シャーリー「俺も本気出すとか言ってたし大丈夫なんじゃないか~?」 おれ「今の父さんは多分誰にも止められません」 ===== === = 俺「いい加減ネウロイも気づかないものかねー。今の俺にはそんなビーム撃っても効果ないって事がさ。テンション最高潮の俺は誰にも止められないぜ!」 ===== === = おれ「ネウロイがかわいそうになってきました・・・。ああも簡単に攻撃を斬られたり捻じ曲げられたり消滅させられちゃあ・・・」 シャーリー「けどどうして俺はネウロイに攻撃を仕掛けないんだ?さっきみたいにビームを切り裂きながら進む真空刃みたいなのを飛ばせばいいじゃないか」 坂本「さっきのは小型だったからあれでよかっただろうが今度の相手は大きい。コアの位置がわからない以上無駄な消耗は控えようとしているのだろう」 シャーリー「なるほど!なら少佐がコアの位置を俺に教えれば直ぐにでも戦闘は終わるんじゃないか・・・?」 おれ「あっ」 坂本「多分教えたところで私の言う事を今日は聞きなどしないだろう」 おれ「きっと母さんの前で良い格好見せたくて、一人で何とかするとか言い出しそうです・・・」 シャーリー「な、なるほどなー・・・」 ===== === = 俺「コアの位置はわからない。美緒ちゃんに聞けば教えてくれそうだけど一人で大丈夫と言った手前格好悪くてそんな事できない・・・。未完成だけどあれをやるか」 「今回は訓練用の刀でなく大包平・・・童子切と大包平の2本でなら100%とは言わないけど50%程度はやれるはず」 「これが剣聖が生涯に1つ作る奥義・・・今代剣聖俺の奥義!」 ===== === = おれ「父さんは何かをやるつもりだ・・・」 坂本「何か・・・?」 シャーリー「なんだか凄い事をやってのけるんじゃないか~?」 おれ「多分、剣聖になって1つ作る奥義・・・父さんは今ここで編み出すつもりかもしれない」 坂本「奥義と言うとあの烈風斬を斬って消滅させたあれではなかったのか」 おれ「あれは前代剣聖の奥義で・・・父さんのお父さん、おれのおじいさんの奥義のはずです」 俺「今回は特別版をかましてやるぜ?美緒ちゃんにアッピルするには丁度良い機会・・・!」 「・・・いくぜ?」 「奥義」 「無」 ===== === = おれ「えっ!?何が起こったの・・・?」 坂本「ネウロイが消えた・・・?」 シャーリー「ちょっと待った!ネウロイが居た所少し変じゃないか・・・?」 坂本「言われてみれば・・・歪のようなものができているような気がするな」 おれ「あっ、その歪が消えました。父さん一体何をしたっていうんだ・・・」 俺「あー!!しくじった、やりすぎた・・・思った以上にこの2本の組み合わせは凄い事になってるのな」 「せっかくネウロイのド真ん中をハート型にくり抜こうと思ってたのに・・・けどそんな事はどうでもいいね!今から美緒ちゃんとデートだひゃっほぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉおおおう!」 ===== === = おれ「お帰り父さん、色々ありがとう。これでどうすればいいのか大分わかったような気がします」 俺「そうかそうか、少しでもわかったならそれでいいや。さあ美緒ちゃん、デートデート!さっさと行こう」 坂本「俺、デートはしてやろう。けどその前に最後にお前は何をした」 俺「最後?ああ、空間ごとネウロイを斬り取った。本当はネウロイのど真ん中をハート型にくり抜こうかと思ったんだけどさー、失敗しちゃった」 坂本「・・・そうか。お前が化け物と言う事だけはわかった」 俺「じゃあ時間が勿体無いから俺達は行こうか」 坂本「今日だけだぞ?」 俺「連れない事言わないでよ」 ===== === = シャーリー「行っちゃったな。あたし達もロマーニャを見て回ろう」 おれ「はい、先輩・・・いやシャーリーさん」 シャーリー「先輩ぃ?」 おれ「シャーリーさん、今のは忘れてください」 シャーリー「人には知られたくない事もあるだろうし、おれの時代の人と間違えちまっただけだろ?」 おれ「はい、その通りです。行きましょう?」 シャーリー「よーし、それじゃ案内はあたしに任せてくれよ」 ===== === = 3時間後 おれ「シャーリーさん、色々連れて行って貰ってありがとうございました」 シャーリー「いいってことよ。にしても俺と坂本少佐おっそいなー」 おれ「街中で喧嘩でもしているんでしょうか・・・」 シャーリー「あの二人なら無くもないかもな~」 おれ「あっ。噂をすれば父さん達も戻ってきたみたいです」 シャーリー「なーおれ。あの二人この3時間でやけに仲良くなってないか・・・?」 おれ「そういえば腕なんて組んで歩いてますね」 シャーリー「何があったんだろうな」 おれ「わかりません。でもあの二人には仲良くなってもらわないと困るからどんな理由で仲良くなったかなんてこの際どうでもいいんです」 シャーリー「そうだったなー。あの二人がくっ付かないとおれが生まれてこないんだったな」 おれ「はい。後は3日以内におれを仕込んでくれればいいだけです・・・」 シャーリー「なんで3日以内になんだ?」 おれ「予定では3日後に父さんが死んじゃうんです。ネウロイとの戦闘で・・・」 シャーリー「それってかなり重要な事じゃないか。俺や坂本少佐には伝えたのか?」 おれ「これ以上は父さん達には何が起こるかを伝えないつもりです・・・。けどおれがどうにかして父さんを死なせないようにします」 シャーリー「そうかー、ならあたしもこの事は少佐達には伝えないよ」 おれ「ありがとうございます・・・」 おれ「おかえり、父さん母さん。何かいいことあったの?」 俺「まーな!」 坂本「ちょっとな」 シャーリー「何があったんだよ。あやしいな~」 おれ「デートに行く前は全然仲良くなかったのに3時間で何があったの?」 俺「ふっふっふっ・・・色々あったんだよ色々」 坂本「本当に色々な」 シャーリー「聞いても何があったか教えてくれそうにないし諦めようぜ~。さートラックに乗った乗った、ぐずぐずしてると置いてくよ?」 俺「それは勘弁」 おれ「待ってよシャーリーさん」 坂本「ほら、二人も早くトラックに乗らないか」 ===== === = back